物流システム開発会社おすすめ15選|WMS・倉庫管理の費用相場と選び方【2026年】

物流システム開発会社

この記事の監修者

齊藤 真也

株式会社ファーストネットジャパン 代表取締役

1998 年創業時からアプリ開発・Web マーケティング・フルリモート SES・ホームページ制作・翻訳・グラフィックデザインなど幅広い IT/クリエイティブ領域を手がけ、4,000 件超のプロジェクトを統括。高松市出身。「圧倒的努力」を座右の銘に、技術とデザインの両面でクライアントの課題解決を支援してきました。
本ブログでは、最新の Web トレンドや AI 活用、マーケティング施策の実践知をわかりやすく発信し、読者の皆さまの事業成長を後押しします。

物流センターや倉庫の業務効率化を進めるうえで、WMS(倉庫管理システム)やTMS(輸配送管理システム)をはじめとする物流システムの重要性が高まっています。しかし、物流システム開発会社によって得意領域は大きく異なり、「WMSに強い会社」「物流現場の改善まで支援できる会社」「自社独自の業務に合わせたスクラッチ開発が得意な会社」など特徴はさまざまです。

物流システムは、単純な在庫管理だけではありません。入荷、検品、ロケーション管理、ピッキング、梱包、出荷、配送、トレーサビリティまで、モノと情報の流れを一体で設計する必要があります。

この記事では、物流システム開発会社おすすめ15社を比較するとともに、WMS・TMSなどの種類、開発費用の目安、開発会社の選び方、導入を成功させるポイントまで解説します。

1998年創業・オーダーメイドのシステム開発

Webシステム・スマホアプリ・AIシステム・ECサイトまで、貴社の業務課題に合わせたオーダーメイド開発を提供します。

ヒアリング・見積もりは無料。大阪・東京の2拠点で全国対応しています。

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物流システム開発会社おすすめ15選|比較一覧

まずは、今回紹介する物流システム開発会社15社の特徴を比較します。料金は開発範囲・拠点数・連携システム・カスタマイズ内容によって大きく変わるため、公開情報がない場合は見積もり方式を記載しています。

会社名 料金 得意領域 向け
株式会社ファーストネットジャパン 要件に応じた個別見積もり 物流業務システム・在庫管理・Web/EC連携・スクラッチ開発 既存業務に合わせた独自システムを構築したい企業
株式会社ダイアログ WMS・カスタマイズ内容別 WMS・物流DX・AI・ロボティクス WMSを中心に物流DXを進めたい企業
鈴与シンワート株式会社 パッケージ・スクラッチ別見積もり WMS・物流ITコンサル・スクラッチ開発 物流業務からシステムまで一体で見直したい企業
BIPROGY株式会社 ソリューション別見積もり WMS・TMS・RFID・ロボット・SCM 中堅・大企業、多拠点物流
NECソリューションイノベータ株式会社 ULTRAFIX/WMS等の個別見積もり WMS・TMS・配送計画・BI連携 製造・卸売・物流業
シースリーインデックス株式会社 受託開発の個別見積もり WMS・TMS・在庫・出荷・システム連携 物流・流通業務を個別開発したい企業
株式会社システムズ オーダーメイド見積もり WMS・WES・WCS・IoT 倉庫自動化やIoTまで取り組みたい企業
株式会社DayBridge 開発範囲別見積もり WMS・WES・ロボット連携 物流現場と自動化設備を連携したい企業
株式会社NSP サービス・開発内容別見積もり WMS・TMS・物流DX 企画から運用まで一貫支援を求める企業
株式会社エヌデーデー 受託開発の個別見積もり WMS・物流DX・現場密着型開発 現場業務に合わせたWMSを作りたい企業
富士物流株式会社 WMS・3PL内容別見積もり WMS・EDI・3PL・物流改善 物流業務そのものを含めて改善したい企業
株式会社日立産業制御ソリューションズ パッケージ・構築内容別見積もり WMS・3PL・複数荷主・複数拠点管理 中規模以上の倉庫・物流事業者
SCSK株式会社 パッケージ・カスタマイズ別見積もり 倉庫管理・ロケーション・ハンディ連携 基幹業務と倉庫管理を連携したい企業
ホンダロジコム株式会社 物流ソリューション別見積もり 物流現場・バーコード・3PL・システム開発 物流現場の改善力を重視する企業
株式会社ファイブ WMS・スクラッチ開発別見積もり 物流倉庫管理・販売・在庫・ブランド物流 メーカー・ブランド・アパレルなど

物流システム開発会社おすすめ15選

株式会社ファーストネットジャパン

株式会社ファーストネットジャパンのシステム開発

株式会社ファーストネットジャパンは、1998年創業の大阪・東京を拠点とするシステム開発会社です。パッケージ製品を販売するだけではなく、企業ごとの業務フローに合わせたオーダーメイドのシステム開発を得意としています。

物流分野では、在庫管理、受発注、入出荷管理、管理画面、Webシステム、ECサイトや外部サービスとのAPI連携など、企業ごとの業務に応じた構築が可能です。

既存の基幹システムをすべて入れ替えるのではなく、「物流部分だけをWebシステム化したい」「Excelで行っている入出庫管理をシステム化したい」「ECと在庫情報を連携したい」といった段階的な開発にも向いています。

物流システムは現場ごとの差が大きいため、既製品へ業務を合わせるのではなく、現在の業務を分析したうえで必要な機能を設計できる点が強みです。物流・在庫管理システムの新規開発やリプレースを検討している場合は、ファーストネットジャパンのシステム開発サービスをご覧ください。

設立 2004年12月(創業1998年8月)
実績 累計4,000件超
サービス Webシステム開発、業務システム開発、アプリ開発、AI・API連携、保守運用
推奨企業 自社独自の物流・在庫・受発注業務に合わせたシステムを構築したい企業
電話 06-6777-3688
営業時間 平日9:30〜18:30
所在地 大阪市中央区南久宝寺町1-7-10 シャンクレール南久宝寺201
URL https://www.1st-net.jp/lp/development/

株式会社ダイアログ

株式会社ダイアログは、物流DXを専門領域とし、WMSを中心とした物流システムを展開している会社です。小〜中規模向けのSaaS型WMS「W3 mimosa」、大規模向けのクラウド型WMS「W3 sirius」などを提供しています。

WMSだけでなく、物流データ基盤、AI活用、画像解析、OCR、ロボティクス導入などにも取り組んでいるため、単純な倉庫管理から一歩進んだ物流DXを検討する企業に向いています。

設立 2013年11月8日
実績 W3 WMSシリーズ、物流DX・ロボティクス・データ基盤など
サービス WMS、物流DX、業務システム開発、AI、ロボティクス
推奨企業 WMSを軸に物流DXを段階的に進めたい企業
電話 公式サイトでご確認ください
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都品川区西五反田2-12-3 第一誠実ビル8F
URL https://www.dialog-inc.com/

鈴与シンワート株式会社

鈴与シンワート株式会社は、物流コンサルティングから物流システム開発まで対応する企業です。パッケージを要件に応じてカスタマイズする方法と、独自システムを構築するスクラッチ開発の両方に対応しています。

在庫・倉庫管理システムやWMSなども扱っており、物流業務そのものの改善からIT導入まで相談したい企業に適しています。

設立 1947年5月29日
実績 物流ITコンサルティング、物流システム開発、WMS導入
サービス 物流コンサルティング、WMS、パッケージ導入、スクラッチ開発
推奨企業 物流業務の分析からシステム構築まで一括で依頼したい企業
電話 03-5445-2651
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都港区芝4-1-23 三田NNビル22階
URL https://logistics.shinwart.co.jp/logistics-system-development/

BIPROGY株式会社

BIPROGY株式会社は、WMSだけでなくTMS、RFID、物流パレット管理、ピッキングロボット、物流データ分析など、ロジスティクス全体を対象としたソリューションを提供しています。

倉庫単体ではなく、複数拠点やサプライチェーン全体を視野に入れた物流最適化を検討する中堅・大企業に適した会社です。

設立 1958年3月29日
実績 統合WMS、TMS、RFID、物流ロボット関連ソリューション
サービス WMS、TMS、物流DX、SCM、RFID、ロボット導入支援
推奨企業 複数拠点・大規模な物流基盤を構築したい企業
電話 03-5546-4111
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都江東区豊洲1-1-1
URL https://www.biprogy.com/solution/theme/logistics.html

NECソリューションイノベータ株式会社

NECソリューションイノベータ株式会社は、倉庫管理システム「ULTRAFIX/WMS」を展開しています。入出荷、在庫、ロット・期限、バーコード、トレーサビリティなど物流現場で必要となる機能を備えています。

TMSとの連携やBIによるデータ分析にも対応しており、製造業・卸売業・運輸業など幅広い物流業務を対象にできます。

設立 1975年9月9日
実績 製造業・卸売業・運輸業などへのWMS導入
サービス ULTRAFIX/WMS、TMS、配送計画、BI連携
推奨企業 実績あるWMSをベースにカスタマイズしたい企業
電話 03-5534-2222
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都江東区新木場1-18-7
URL https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/ss/logistics/products/wms/

シースリーインデックス株式会社

シースリーインデックス株式会社は、物流・流通業界向けの受託開発、クラウド、パッケージ導入、既存システム連携、保守まで対応する会社です。

倉庫管理だけでなく、輸送、荷役、包装、流通加工など物流業務全体を対象としており、WMS・TMSの両方を検討したい企業にも向いています。

設立 2008年4月28日
実績 物流・流通業向けWMS、TMS、在庫・出荷システム
サービス 受託開発、クラウド、パッケージ導入、システム連携、保守
推奨企業 物流・流通業務に合わせた個別開発を求める企業
電話 052-265-3770
営業時間 10:00〜18:00(土日祝休)
所在地 愛知県名古屋市中区大須3-30-40 万松寺ビル9階
URL https://www.c3index.co.jp/solution/logistics/

株式会社システムズ

株式会社システムズは「物流×IoT」を事業領域の一つとしており、WMSだけでなくWES(倉庫運用管理システム)やWCS(倉庫制御システム)まで対応しています。

大手通販企業の物流倉庫システム開発などにも取り組んでおり、ソフトウェアだけでなく、倉庫設備・IoT・自動化まで含めた構築を検討する場合に有力です。

設立 1969年12月24日
実績 WMS・WES・WCS、大手通販倉庫システムなど
サービス 物流×IoT、WMS、WES、WCS、システム開発・保守
推奨企業 倉庫自動化・IoT・設備連携まで検討する企業
電話 03-3493-0033
営業時間 平日9:00〜17:45
所在地 東京都品川区西五反田7-24-5 ONEST西五反田スクエア8階
URL https://www.systems-inc.co.jp/services/logistics-iot/

株式会社DayBridge

株式会社DayBridgeは、物流業務を起点としたWMS・WESの設計・開発を行う会社です。物流現場の業務フローや作業者の動き、既存システムとの連携を整理したうえでシステムを設計することを重視しています。

ロボットやマテハン設備との連携も対象としているため、物流センターの自動化プロジェクトにも適しています。

設立 2015年7月1日
実績 WMS・WES、物流ロボット連携、既存システム改善
サービス 物流システム開発、WMS、WES、ロボット導入支援
推奨企業 物流現場と自動化設備を一体で設計したい企業
電話 公式サイトでご確認ください
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都千代田区神田北乗物町7 KSビル5階
URL https://daybridge.jp/system-development/

1998年創業・オーダーメイドのシステム開発

Webシステム・スマホアプリ・AIシステム・ECサイトまで、貴社の業務課題に合わせたオーダーメイド開発を提供します。

ヒアリング・見積もりは無料。大阪・東京の2拠点で全国対応しています。

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株式会社NSP

株式会社NSPは、日清オイリオグループのIT企業で、物流ソリューションを事業の柱の一つとしています。クラウド型簡易WMSをはじめ、WMS、TMS、輸出入対応、周辺システム開発まで支援しています。

物流業務の知識を持つ開発経験者が在籍し、企画・構想から要件定義、開発、導入、運用まで一貫して対応できる点が特徴です。

設立 1978年7月20日
実績 WMS・TMS・物流周辺システムの開発・導入
サービス 物流ソリューション、WMS、TMS、システム開発
推奨企業 物流システムを企画から運用まで任せたい企業
電話 045-650-1311
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 神奈川県横浜市中区桜木町1-1-8 日石横浜ビル28階
URL https://www.nsp-ltd.co.jp/solution/logistics

株式会社エヌデーデー

株式会社エヌデーデーは、WMSを中核とした物流システム開発を行っています。特徴は、物流現場のモノと情報の流れを確認しながらシステムを構築する現場密着型の開発スタイルです。

既存パッケージだけでは対応しにくい倉庫業務や、現場固有の運用ルールをシステム化したい企業に適しています。

設立 1971年4月1日
実績 WMSを中心とする物流・倉庫向けシステム開発
サービス システムインテグレーション、WMS、物流DX
推奨企業 倉庫現場に合わせたシステムを個別開発したい企業
電話 03-5371-8511
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都中野区本町2-46-2 中野坂上セントラルビル
URL https://www.nddhq.co.jp/solution/logistics/

富士物流株式会社

富士物流株式会社は、総合物流サービスと物流システム設計の両方を提供する会社です。社内に物流システム開発チームを持ち、自社開発WMSをベースとして顧客の業務に合わせたカスタマイズにも対応しています。

物流現場そのものを運営してきたノウハウをシステムへ反映できるため、3PLや物流業務改善とシステムを一体で検討したい企業に適しています。

設立 1975年2月15日
実績 自社開発WMS、EDI、3PL、物流システム設計
サービス WMS、3PL、物流システム設計、物流コンサルティング
推奨企業 システムだけでなく物流業務全体を改善したい企業
電話 03-3454-8411
営業時間 9:00〜17:30(土日祝除く)
所在地 東京都港区三田3-10-1
URL https://www.fujibuturyu.co.jp/3pl/logistics_technology/wms/

株式会社日立産業制御ソリューションズ

日立産業制御ソリューションズは、倉庫管理システム「NEUPLANET/WM」を提供しています。複数荷主、複数拠点、3PLなどにも対応できるWMSで、入荷・検品・在庫・出荷などの倉庫業務を支援します。

ハンディ端末を利用した現場業務や、物流情報の可視化まで含めて検討したい企業に適しています。

設立 2014年4月
実績 WMS「NEUPLANET/WM」、3PL・複数荷主・複数拠点対応
サービス WMS、物流システム、産業ソリューション
推奨企業 中規模以上の倉庫、3PL、物流事業者
電話 03-3251-7200
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都台東区秋葉原6-1 秋葉原大栄ビル
URL https://info.hitachi-ics.co.jp/product/logistics/wm.html

SCSK株式会社

SCSK株式会社は、業務システム基盤「atWill」の倉庫管理機能を提供しています。入出庫、在庫、ロケーション、検品、ハンディターミナルなど、倉庫業務で必要となる機能を備えています。

業務に合わせたカスタマイズが可能で、生産管理など他の基幹業務機能との連携を重視する企業に向いています。

設立 1969年10月25日
実績 atWill倉庫管理機能、入出庫・ロケーション・検品管理
サービス 基幹システム、倉庫管理、システムインテグレーション
推奨企業 基幹業務と倉庫管理を統合したい中堅・大企業
電話 03-5166-2500
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都江東区豊洲3-2-20 豊洲フロント
URL https://www.scsk.jp/sp/awt/function/wms/WMS.html

ホンダロジコム株式会社

ホンダロジコム株式会社は、物流アウトソーシング、物流コンサルティング、物流システム開発を展開する会社です。長年の物流現場経験をもとに、バーコード機器を活用した物流支援システムなどを提供しています。

物流会社としての現場ノウハウとシステム開発を組み合わせられるため、倉庫オペレーションそのものから改善したい企業に向いています。

設立 1963年12月
実績 自動車部品物流、3PL、物流システム開発
サービス 3PL、物流コンサルティング、物流システム開発
推奨企業 現場改善と物流システムを一体で検討したい企業
電話 0568-56-5727
営業時間 平日9:00〜17:30
所在地 愛知県春日井市八田町5-16-6
URL https://www.honda-logi.com/business/

株式会社ファイブ

株式会社ファイブは、メーカーやブランド向けの物流倉庫管理システムを提供するシステム会社です。受発注管理、店舗売上、ロケーション別在庫、商品状態・属性別管理など、販売と物流をまたいだ業務管理を得意としています。

アパレルやブランドビジネスなど、単純な数量管理だけではなく、商品状態、引当、店舗在庫など複雑な管理を必要とする企業に向いています。

設立 2000年10月20日
実績 メーカー・ブランド向け物流倉庫管理システム
サービス WMS、販売管理、在庫管理、システムコンサルティング
推奨企業 メーカー、ブランド、アパレル、卸売業
電話 03-5446-5561
営業時間 平日9:30〜18:00
所在地 東京都港区芝1-15-13 オフィスニューガイア浜松町No.17 5F
URL https://www.fiv-e.com/services/logistics/

物流システムとは

物流システムとは、商品の入荷から保管、出荷、配送までの物流業務をITで管理・効率化する仕組みの総称です。

一つの製品ですべてを管理するとは限らず、WMS、TMS、OMS、在庫管理システム、基幹システムなど複数のシステムを連携して構築するケースもあります。

WMS(倉庫管理システム)

WMSはWarehouse Management Systemの略で、倉庫内の作業を管理するシステムです。

  • 入荷予定
  • 入荷検品
  • 棚入れ
  • ロケーション管理
  • 在庫管理
  • ピッキング
  • 出荷検品
  • 棚卸
  • ロット・期限管理

などが代表的な機能です。

TMS(輸配送管理システム)

TMSはTransport Management Systemの略で、倉庫から出荷された商品を届ける輸配送業務を管理します。

  • 配車計画
  • 配送ルート
  • 配送進捗
  • 運賃計算
  • 車両管理
  • ドライバー管理

などが主な対象です。

WES・WCS

物流倉庫の自動化が進むと、WMSだけではなくWESやWCSとの連携が重要になります。

WESは倉庫内の作業や設備を横断的に管理する仕組み、WCSはコンベヤ、自動倉庫、AGV、AMRなどの物流設備を制御する仕組みです。

在庫管理システムとの違い

在庫管理システムは「何が、いくつあるか」という在庫数量を中心に管理します。一方、WMSでは商品の入荷・棚入れ・ロケーション・ピッキング・検品・出荷まで、倉庫内のモノの動きや作業状況を管理します。

在庫管理を詳しく知りたい場合は「在庫管理システム開発|費用相場・必要機能・おすすめ開発会社」も参考にしてください。

物流システム開発で必要になる主な機能

入荷・検品管理

入荷予定データと実際に届いた商品を照合します。バーコードやQRコード、ハンディターミナルを活用することで、目視確認や手入力を減らせます。

在庫・ロケーション管理

商品数だけでなく「倉庫のどこに置かれているか」を管理します。複数倉庫・複数荷主・複数ロケーションへの対応も重要です。

ピッキング管理

出荷指示に基づいて商品を取り出す作業を支援します。ハンディ端末やスマートフォン、デジタルピッキング、ロボットなどと連携する場合もあります。

出荷・梱包・検品

出荷先、商品、数量などをチェックし、誤出荷を防ぎます。送り状や配送ラベルの発行まで一体化すれば、出荷作業をさらに効率化できます。

ロット・期限・トレーサビリティ管理

食品、医薬品、化学品、製造業では、数量だけでなくロット番号や使用期限、製造番号などの管理が必要になることがあります。

基幹システム・EC・外部サービス連携

物流システムだけで業務が完結するケースは多くありません。販売管理、ERP、EC、OMS、会計、EDI、配送会社などとのデータ連携も重要です。

物流システム開発の費用相場

物流システムの費用は、クラウドサービスを利用するか、既存パッケージをカスタマイズするか、ゼロからスクラッチ開発するかによって大きく変わります。

方式 初期費用の目安 特徴
クラウド・パッケージ型 100万〜500万円程度 標準機能を活用し短期間で導入しやすい
パッケージ+カスタマイズ 300万〜1,000万円程度 標準機能に独自業務を追加できる
フルスクラッチ 800万〜3,000万円程度 自社業務に合わせて自由に設計できる

上記は一般的な目安であり、複数拠点、複数荷主、大量データ、ハンディ端末、自動倉庫、ロボット、ERP・EC・EDIとの連携などが増えると費用も大きくなります。

物流システムで費用が増えやすい項目

  • 複数倉庫・複数荷主への対応
  • ハンディターミナルや専用端末との連携
  • 既存基幹システムとの連携
  • EC・OMS・EDI連携
  • 独自の引当・配車ロジック
  • 帳票の種類が多い
  • 物流ロボット・自動倉庫との連携
  • 大量データ・高負荷への対応

見積もりを比較するときは、開発費だけではなく、クラウド利用料、保守費、端末費、外部サービス利用料などを含めた総コストで確認しましょう。

1998年創業・オーダーメイドのシステム開発

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クラウド・パッケージ・スクラッチ開発の違い

方式 導入スピード 自由度 向いているケース
クラウド 速い 低〜中 標準的な倉庫業務、小規模スタート
パッケージ+カスタマイズ 中程度 中〜高 標準機能を使いつつ独自要件も必要
スクラッチ 時間が必要 高い 独自業務・複雑な連携・競争力につながる業務

すべてをスクラッチで作ることが正解とは限りません。標準化できる業務はクラウドやパッケージを利用し、自社の競争力に直結する部分だけを個別開発する方法も有効です。

物流システム開発会社を選ぶ6つのポイント

1. 物流業務を理解しているか

物流システムでは、IT技術だけでなく現場業務への理解が重要です。入荷から出荷までの流れ、例外処理、繁忙期、返品、棚卸などを理解している会社を選びましょう。

2. WMS・TMSなど目的に合った実績があるか

「物流システムの実績」と一括りにせず、WMS、TMS、在庫管理、自動倉庫など、自社が必要とする領域の実績を確認します。

3. 既存システムとの連携に対応できるか

ERP、販売管理、EC、OMS、会計、EDIなど既存システムを維持する場合は、APIやデータ連携の経験が重要です。

4. 現場端末・設備まで考えられるか

PC画面だけではなく、ハンディターミナル、タブレット、バーコードリーダー、プリンター、AGV、AMR、自動倉庫などの利用も考慮する必要があります。

5. 導入後の保守・改善に対応できるか

物流業務は荷主、商品、拠点、配送会社などの変化によって運用が変わります。リリース後も改修や機能追加を継続できる会社が安心です。

6. 将来的な拡張性を考えているか

最初の倉庫だけに最適化しすぎると、倉庫追加やEC拡大、海外展開などの際に大規模改修が必要になります。将来の拠点数や出荷量も共有しておきましょう。

物流システム開発を成功させる進め方

STEP1 現状の物流フローを整理する

入荷から出荷までの作業を可視化し、誰が、どのシステム・Excel・紙を使っているかを整理します。

STEP2 課題とKPIを決める

「システムを導入すること」を目的にせず、誤出荷削減、在庫差異削減、作業時間短縮、ピッキング効率向上など、改善したい指標を明確にします。

STEP3 必要機能を整理する

必須機能と将来的に追加する機能を分けます。最初からすべてを盛り込まないことが、費用・納期・リスクを抑えるポイントです。

STEP4 開発方式を決める

クラウド、パッケージ+カスタマイズ、スクラッチから、自社の業務と予算に合った方式を選択します。

STEP5 現場を含めてテストする

物流システムは管理部門だけでテストしても不十分です。実際に入荷、検品、ピッキング、出荷を担当する現場スタッフが操作して確認することが重要です。

STEP6 段階的に本番稼働する

出荷停止が事業に大きな影響を与える物流では、一括切り替えよりも拠点・機能単位で段階的に移行する方が安全な場合があります。

物流DXで注目されるAI・IoT・自動化

物流システム開発では、WMSの導入だけでなくAI・IoT・ロボットとの連携も重要になっています。

  • AIによる需要予測
  • 配車・配送ルートの最適化
  • 画像認識による検品
  • AI-OCRによる伝票入力
  • RFIDによる在庫把握
  • AGV・AMRによる搬送
  • 自動倉庫との連携
  • 物流データのBI分析

ただし、新しい技術を導入すること自体を目的にすると費用対効果が合わない場合があります。まずWMSなどで正確な物流データを蓄積し、そのデータをAIや自動化へ活用する順序で考えると進めやすくなります。

流通・製造業のシステム開発との違い

物流システムは、卸売・小売・製造業のシステムと密接に関係していますが、中心となる業務が異なります。

領域 主な管理対象
物流システム 入荷、保管、ロケーション、ピッキング、出荷、配送
流通・小売システム 販売、受発注、POS、EDI、EC、顧客
製造業システム 生産計画、工程、原材料、設備、品質
在庫管理システム 在庫数量、入出庫、棚卸

卸売・小売・流通業全体のシステムを検討している場合は「卸売・小売・流通業向けシステム開発会社15選」も参考にしてください。

製造業の場合は「製造業のシステム開発会社おすすめ10選」で、生産管理・在庫管理を含めて解説しています。

関連記事

物流システム開発に関するよくある質問

物流システムとは何ですか?

商品の入荷、保管、在庫、ピッキング、出荷、配送など、物流に関わる業務を管理・効率化するシステムの総称です。WMSやTMSなど複数のシステムで構成される場合もあります。

WMSと在庫管理システムの違いは何ですか?

在庫管理システムは主に在庫数量を管理するのに対し、WMSは入荷・検品・棚入れ・ロケーション・ピッキング・出荷など倉庫内の作業工程まで管理します。

物流システムの開発費用はいくらですか?

クラウド・パッケージ型で100万〜500万円程度、パッケージ+カスタマイズで300万〜1,000万円程度、フルスクラッチでは800万〜3,000万円程度が一つの目安です。機能や連携範囲によって大きく変動します。

物流システムはパッケージとスクラッチのどちらがよいですか?

標準的な倉庫業務であればパッケージが導入しやすく、独自の業務フローや複雑なシステム連携が競争力につながっている企業ではスクラッチ開発が適しています。両者を組み合わせる方法もあります。

物流システム開発会社を選ぶポイントは何ですか?

物流業務への理解、WMS・TMSなどの開発実績、既存システムとの連携力、ハンディ端末や物流設備への対応、保守体制、将来的な拡張性を確認しましょう。

既存の基幹システムを残したまま物流システムだけ開発できますか?

可能です。APIやCSV、データベース連携などを使い、既存の販売管理・ERP・ECなどを残しながら、物流部分だけ新しいシステムへ置き換える方法があります。

まとめ|物流システム開発は「現場」と「システム」の両方を理解できる会社を選ぶ

物流システム開発では、単にWMSを導入すれば解決するとは限りません。入荷、在庫、ピッキング、出荷、配送までの業務フローを整理し、自社にとってどこをシステム化すべきかを判断することが重要です。

標準的な物流業務であればクラウドWMSやパッケージ、独自の運用や複雑な外部連携が多い場合はカスタマイズやスクラッチ開発が候補になります。

株式会社ファーストネットジャパンでは、既存の業務フローやシステム環境を確認したうえで、Webシステム、業務システム、在庫管理、API連携などを組み合わせたオーダーメイド開発に対応しています。

「既存パッケージでは自社業務に合わない」「Excelや複数システムに分散した物流情報をまとめたい」「基幹システムを残しながら物流部分だけ刷新したい」といった場合もご相談ください。

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株式会社ファーストネットジャパン 代表取締役

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