東京のレンタルオフィスおすすめ9選【2023年最新】
近年はレンタルオフィスを利用する会社が増えています。オフィスには賃貸物件やシェアオフィスなどいくつもの種類があり、レンタルオフィスはその一種です。東京や大阪などの都市部はもちろん、日本中で展開されています。
需要の高いサービスであるため、レンタルオフィスは全国に数多くあります。今回は東京都内のレンタルオフィスについて、どのようなサービスであるのか、またではどのような使い方が可能であるのかを中心に解説します。
目次
レンタルオフィスは設備付きのサービス
レンタルオフィスは、契約することで専用のスペースを割り当てられるオフィスのことを指します。割り当てられる内容は、オフィスによって異なりますが、個室やテーブルと椅子などです。特定の場所を自分だけで利用できるようになる契約がレンタルオフィスだと考えましょう。
自分だけの空間を割り当ててもらえるため、業務に必要なものは、その場に置いて帰ることが可能です。施錠などセキュリティに注意することが求められますが、自宅などで利用しないものは、持ち帰る必要がありません。この点で、コワーキングスペースなどで仕事するのとは、大きな違いがあります。
また、レンタルオフィスは、基本的に備品付きのサービスです。例えば、机と椅子、書類を管理する棚などは最初から用意されていて自由に利用できます。本来は必要なものを自分で調達することから始まりますが、レンタルオフィスでは、サービスの一環として提供されているのです。
なお、オフィスには、実際にその場で仕事せず住所だけを借りる「バーチャルオフィス」と呼ばれるものもあります。東京にもバーチャルオフィスは多く、これらについては、以下の記事で解説しています。
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レンタルオフィスとシェアオフィスの違い
レンタルオフィスは、個別に借りることができるプライベートなオフィススペースです。一般的には、オフィスビルの一室や複数の部屋が提供され、その範囲を自由に利用できます。それに対して、シェアオフィスは、複数の企業や個人が共同で利用するオフィススペースです。机や椅子、会議室などの設備はもちろんありますが、基本的にはすべてが共有されます。
基本的に、レンタルオフィスはプライバシーの確保が重要な場合の選択肢です。個室や半個室が提供されるため、会話などが外に漏れにくくなっています。また、資料などを安全な場所で管理できるというメリットもあります。
また、シェアオフィスは、プライバシーよりもコストを抑えたい場合の選択肢です。多くの場合、他社が同じ空間にいるため、機密情報などは話しにくくなってしまいます。会議も気軽にはできず、会議室を確保しなければなりません。
どちらのオフィスが適しているかは、企業のニーズや方針によって異なります。そのため、どちらが良いとは一概にはいえません。最初はコストを抑えるためにシェアオフィスを利用し、その後はレンタルオフィスに移動する方法も考えられます。
東京でレンタルオフィスと賃貸物件はどちらを選択すべきか
レンタルオフィスと賃貸物件は、どちらも「借りる」という観点では同じですが厳密には異なります。レンタルオフィスは、設備や備品などが提供されるのに対して、賃貸物件はこれがありません。机や椅子はもちろん、オフィスとして必要なものは自分たちで調達することが求められます。
一般的に、レンタルオフィスは賃貸物件よりも初期費用を抑えられます。そのため、スタートアップ企業など、支払えるコストに限界があるならば、レンタルオフィスがおすすめです。プランやオプションによっては、毎月の支払いが高額になりますが、それでも低価格に抑えられます。また、初期費用や保証人など、契約のハードルが低いこともメリットです。
また、賃貸物件はレンタルオフィスよりも、さらにプライバシーを確保できます。初期費用は高額になるなどのハードルはありますが、セキュリティを重視するならば賃貸物件がおすすめです。
加えて、賃貸物件は、日本中どこにでもあるというメリットがあります。レンタルオフィスは、人気のエリアに展開されていることが多く、賃貸物件と比較すると選択肢が絞られてしまうのです。
東京で人気のレンタルオフィスはプラン・個室・路線から探す
東京のレンタルオフィスは人気のものが多く、どれを選べば良いか悩んでしまうかもしれません。以下では、レンタルオフィスを選びたいときのポイントを、プラン・個室・路線から解説します。
プラン
最初にレンタルオフィスのプランを考慮して探すようにしてみましょう。「拠点の固定費は安いに越したことがない」と考える人は多いですが、純粋にプラン(毎月の賃料)だけを評価することはおすすめできません。総合的に、どの程度のコストがかかるプランであるのか評価することが重要です。
とはいえ、最初に確認しなければならないのは、毎月の賃料でしょう。レンタルオフィスにかかる固定費の中心であるため、この料金は支払い金額を左右します。毎月支払うものであるため、無理なく現実的に支払える料金プランであることが重要です。
また、賃料以外にも、どのような支払いが必要であるか確認しましょう。プランによっては、賃料以外にも、細かな支払いが求められます。例えば、電話に関わるものや設備の利用に関わるもの、受付サービスなどです。積み上げると、想定よりも高額になることがあるため、必ず試算しなければなりません。
他にも、契約時や 解約時に支払いが必要であるかどうかも重要です。毎月のプランは安いものの、入会金が高額なレンタルオフィスも見受けられます。毎月の賃料を軸に、トータルコストでプランは評価して、レンタルオフィスを探すようにしましょう。
完全個室の有無
レンタルオフィスの個室が、どのようなものであるかが重要です。基本的にレンタルオフィスは、シェアオフィスとは異なり、個室が割り当てられます。仕事環境を大きく左右する部分であるため、どのような部屋であるのか必ず確認しましょう。
まず、個室がどのような間仕切りで実現されているのかが重要です。基本的にレンタルオフィスは個室になっていますが、完全個室と半個室があります。半個室は壁と天井の間に隙間があるもので、会話などが周りに漏れる環境です。レンタルオフィスは、半個室が多いため、業務上問題がないか意識しましょう。
また、個室を快適に使うために、空調などの設備が重要です。部屋によっては、極端に暑かったり寒かったりすることがあるため、そのような問題がないかまで確認しましょう。レンタルの会議室があるならば、こちらについても確認しておくべきです。
路線・交通の便
立地や交通の便についても確認しなければなりません。基本的には、主要な路線や優等列車が停車する駅から探すようにしましょう。自分がオフィスへ出向く手間や、来客を求める場合のハードルを左右します。
例えば、東京都内では、東京駅周辺や新橋駅周辺、虎ノ門周辺のレンタルオフィスが人気です。これらの地域は、駅が多くさまざまな路線が乗り入れているため、交通の便が良いことが背景にあります。多くの路線があれば、オフィスへの来客や自らの来訪を実現しやすいため、重要なポイントです。
また、最寄り駅からの距離についても意識しましょう。どんなに人気の路線に含まれる駅でも、徒歩20分などになってしまうと、利便性が下がってしまいます。単純に、駅名だけで選ばないことがポイントです。
ただ、人気の沿線にあるレンタルオフィスは、賃料が高くなる傾向にあります。ここは立地と賃料のバランスを踏まえ、最終的な判断が必要です。
東京都の個室が人気のレンタルオフィス
基本的にレンタルオフィスは個室が用意されています。それらの中でも、特に東京都で個室が人気のレンタルオフィスを紹介します。
天翔オフィス南青山
東京都内でも人気のエリアである、青山駅1丁目から徒歩2分の立地にあるレンタルオフィスです。周辺には公園や住宅が多く、閑静な場所という観点で「天翔オフィス南青山」は魅力的なレンタルオフィスと考えましょう。エントランスホールが設けられていて、オフィスフロアへは暗証番号で入退室できるようになっています。
立地が良いだけではなく、120分まで無料で利用できる会議室や専用ポストなど、建物として施設が整っていることが特徴です。プリンターやウォーターサーバーなど、各種備品も提供されているため、ビジネスで困ることは少ないでしょう。月額70,400円からと、港区青山でありながら、料金が極端に高くない点も魅力的です。
公式HP:https://www.tensho-office.com/minato/minami-aoyama/
SPACES新宿
東京の中でも、特に大規模なターミナル駅である、新宿駅から徒歩2分の位置にあるのが「SPACES新宿」です。交通の便という観点で、非常に使いやすいレンタルオフィスであり、来客が必要になった際も出向いてもらいやすい立地にあると考えて良いでしょう。新宿といえば、オフィスビルが商業施設なども揃っているため、周辺に取引先が位置している可能性も十分にあります。
個室は98室用意されていて、1人で利用する規模から大人数で利用するものまで、さまざまです。個室とは別に、コワーキングスペースが用意されているため、用途によってはこちらを利用することもできます。料金プランは、条件によって変動するため個別に確認しなければなりません。
公式HP:https://www.regus-office.jp/spaces_shinjuku/
BIZcircle池袋
都内の重要なエリアである、 池袋で個室が人気のレンタルオフィスです。 完全個室のほか、 半個室タイプなどいくつもの部屋が用意されていて、 個室の形態にこだわりがある人でも使いやすくなっています。 立地は、池袋サンシャインシティの裏側であり、 周りに池袋の主要な建物がある利便性の高いエリアです。
完全個室で2人利用の小さなオフィスであれば、月 69,300円から利用できます。 池袋エリアは、東京都内の中でも 地価が高いですが、こちらのレンタルオフィスは低価格に抑えられているのです。 部屋によっては10万円を超えてしまいますが、比較的 リーズナブルであると考えて良いでしょう。
ただ、 リーズナブルであるため、 会議室は 月5時間までしか無料で利用できません。 他にも、いくつか追加費用がかかる 要素があります。とはいえ、池袋の完全個室の中では リーズナブルであるため、 十分 おすすめできるオフィスです。
公式HP: https://bizcircle.jp/ikebukuro/
東京駅エリア周辺のおすすめレンタルオフィス
東京都には人気のエリアがいくつも存在しますが、その中でも需要が高いのが東京駅周辺です。JRでは新幹線の終着駅であり、JR在来線や地下鉄も多いなど、交通の便が非常に良いエリアであることが背景にあります。東京駅から徒歩すぐのビルを中心に紹介します。
リージャス丸の内鉄鋼ビルビジネスセンター
東京駅すぐ近くの、鉄鋼ビルディングに位置するのが「リージャス丸の内鉄鋼ビルビジネスセンター」です。東京駅エリアでも比較的新しいビルで、個室内の綺麗さやレンタルオフィスの設備の新しさが、特徴となっています。免震システムが導入されているなど、オフィスとしての安心さが高いこともポイントです。
ただ、リージャス丸の内鉄鋼ビルビジネスセンターは、個室に力を入れたレンタルオフィスとなっています。具体的には、個室が52室ありますが、会議室は2室しかありません。コワーキングスペースも7席と、こぢんまりとした扱いになっています。東京駅エリアというアクセスの良さを生かして、多くの来客を考えている場合は、この点だけ注意しましょう。
公式HP:https://www.regus-office.jp/area-serch/tokyo-area-serch/marunouchi_otemachi/marunouchi_tekko/
ビジネスエアポート丸の内
東京駅からすぐ、丸の内エリアにあるハイステータスなレンタルが「ビジネスエアポート丸の内」です。共用ラウンジには、コンシェルジュが常駐していて、ビジネスに必要なサポートを提供してもらえます。単純な受付だけではなく、さまざまな依頼に対応してくれる点で、他のレンタルオフィスとは異なるのです。
また、内装にも力を入れていて、全体的にラグジュアリーなデザインに揃えられています。例えば、高級感漂う木目調の家具が採用されていて、オフィスの見た目にこだわっているのです。オフィスの見た目は、会社の印象を左右するため、このようなオフィスは相手に与える印象をよくすることが可能でしょう。1点、月額192,500円からと、プランは高額であるため固定費には注意が必要です。
公式HP:https://business-airport.net/shop/marunouchi/
エキスパートオフィス東京
東京駅から若干移動しますが、日本橋駅近くにあるレンタルオフィスが「エキスパートオフィス東京」です。上記で紹介した丸の内とは、東京駅を挟んで反対側のエリアですが、こちらも徒歩圏内であり、交通の便に大差はありません。
個室に加えて、受付や共有ラウンジがあり、レンタルオフィスとして必要なものが揃っています。比較的新しいブランドであり、内装がモダンなデザインであることも魅力です。また、どこかのオフィスを契約していれば、他のオフィスの共有ラウンジを利用できるなどのメリットもあります。
他にも、72時間稼働の自家発電機や備蓄倉庫が用意されていて、地震などの有事に備えたレンタルオフィスです。プランは電話回線の引き込みなどによって変化するため、問い合わせてみなければなりません。
公式HP:https://www.expertoffice.jp/area/tokyo/
東京で格安プランのおすすめレンタルオフィス
東京でレンタルオフィスを探す際のポイントとして、プラン以外にも注目すべきと説明しました。ただ、固定費を抑えたいと考える人は多く、「まずは格安プランのレンタルオフィスを契約したい」という人もいるでしょう。続いては、立地とプランのバランスから、格安と呼べるレンタルオフィスを紹介します。
METSオフィス新宿三丁目
「METSオフィス新宿三丁目」は、新宿三丁目駅から徒歩2分の格安レンタルオフィスです。個室でありながら、低価格なプランで提供されています。しかも、自社ビル直営であるため、拠点が閉鎖してしまうリスクを最小限に抑えることが可能です。
料金は、1名利用の最小サイズで月59,400円です。電話など追加サービスに関する費用は発生しますが、それを加味しても、上記で紹介したレンタルオフィスより低価格であることは間違いありません。しかも、完全個室タイプであるため、隣の音が気になるなどの問題も発生しないのです。
最寄り駅が新宿三丁目駅であることが気になるかもしれませんが、東京、銀座、池袋、横浜を含めて電車1本で移動できます。東京駅周辺エリアと比較すると少々時間はかかりますが、アクセスが極端に悪い場所ではありません。また、新宿エリアは「メトロプロムナード」と呼ばれる地下道があり、雨の日でも濡れることなくスムーズに移動できます。
公式HP:https://mets-office.com/plan-service/shinjuku3/
アントレサポート レンタルオフィス渋谷
IT企業の進出も多い、渋谷エリアで格安のレンタルオフィスが「アントレサポート レンタルオフィス渋谷」です。渋谷駅から道玄坂上方面へ徒歩5分の立地で、主要エリアに位置しているといって差し支えないでしょう。
料金は、2人で利用できるサイズで73,000円程度からです。詳細な金額は問い合わせてみる必要がありますが、2人利用でこの価格ならば、立地も含めて格安でしょう。単純な金額だけ見ると格安とは思えないかもしれませんが、渋谷で2人利用できる広さならば、10万円以上のプランでも不思議ではありません。
なお、オフィスの賃料が安く設定されているため、消耗品などの利用にコストが生じます。例えば、印刷物やFAXは個別に料金がかかるため、多用すると月額料金が増加してしまうのです。賃料だけではなく、トータルで格安になるかどうかは、利用スタイルを踏まえてご自身で計算してみてください。
公式HP:https://www.entre-support.co.jp/rentalshibuya_setsubi.html
クロスコープ 新宿AVENUE
比較的大人数で、格安のレンタルオフィスを利用したいと考えているならば、「クロスコープ 新宿AVENUE」がおすすめです。 新宿駅から徒歩7分程度の距離にあり、 若干 離れていますが 気になる 距離感ではありません。 人気の 沿線沿いにある レンタルオフィスと考えて良いでしょう。
大きな個室を保有する レンタルオフィスとなっていて、5人から10人、 20人以上での利用も可能です。 5人で利用できる 完全個室は月 40万円程度と、同じ規模の部屋を提供する他社と 比較すると 格安です。 同じ新宿エリアであれば、 月 50万円以上のレンタルオフィスがいくつもあります。また、もし月50万円支払うならば、 8人から10人規模の完全個室が提供され、格安のレンタルオフィスであるかが分かる料金設定です。
なお、オフィスの机や椅子などの備品が 人数分の提供であり、 登録は10人から15人に設定できます。そのため、働き方 改革などで、 常に全員が出社するわけではない会社にも使いやすいでしょう。
公式HP: https://crosscoop.com/office/shinjuku-avenue
東京のレンタルオフィスおすすめ9選【2023年最新】まとめ
東京のレンタルオフィスについて解説しました。経済の中心地であり、東京駅のまわりはもちろん、いくつものエリアにレンタルオフィスがあります。
レンタルオフィスを契約する際は、プランや個室の種類、立地などを確認しましょう。特に、どの沿線に位置しているかは、利便性を大きく左右するため重要です。可能な限り、主要駅から近い、レンタルオフィスを選択すべきです。
なお、具体的に人気のレンタルオフィスを紹介しています。悩んだ際は、これらを中心に検討してみてください。