クラウドソーシングとは?外注探しにおすすめ5選を紹介!【2023年版】

クラウドソーシング

ウェブ制作系で優秀な人材を探すのに時間と手間がかかり、どう対応すべきかお悩みではありませんか?

身近に有能な人材を確保するのが難しい場合は、クラウドソーシングを活用すればスムーズです。

そこで、この記事ではクラウドソーシングのサービス内容・外注先探しに最適な理由について解説し、WEB制作系の外注探しにおすすめの5社をご紹介します。

【参考】
【発注者側から見た】クラウドソーシングの発注コストが下がった!でも一概にお得と言えないワケ
フリーランスが仕事・案件を探すおすすめ14選

クラウドソーシングとはどんなサービス?

クラウドソーシングとは

一般的にクラウドソーシング (crowdsourcing) とは、英語で「大衆・群衆」を意味する「crowd」と「外部からの調達・業務委託」を意味する「outsourcing」、この2つの言葉が合わさった造語です。

IT業界では、ネット上で仕事内容・報酬などの求人情報を公開し、仕事を外注する手段とてクラウドソーシングが使われることが多いです。

発注者側はクラウドソーシングのサイト上から募集案件を公開して外注先を探し、受注者側はそれを見て応募します。発注者側から受注者側に仕事のオファーを出すことも可能です。

業務を発注する企業側 (発注者)と求人情報を見た応募者 (受注者側) を繋ぐのが、クラウドソーシングのおもな役割です。

タイプ・形式

クラウドソーシングにおける依頼方法として、おもにプロジェクト・コンペ・タスク・時間報酬の4つのタイプに区分されます。各方式の特徴・用途は下記の通りです。

タスク方式

タスク方式では、1案件につき複数の受注者に対して仕事を依頼します。アンケート回答などのデータ入力系やレビュー記事など、比較的難易度の低い案件の場合、タスク方式が用いられるケースが多いです。

とくに1案件のボリュームが多い場合は、タスク方式を活用して複数名に依頼することで、スピーディーに完結できます。

プロジェクト方式

クラウドソーシングにおけるプロジェクト方式とは、発注者側の企業と受注者側のテレワーカーとの間で、1対1で業務を進める形式のことを指すのが一般的です。

募集案件に応募するテレワーカーが内容を確認した上で希望する報酬額と納期に関する見積もりを出して、発注者側に提示します。発注者側は、多くの応募者から寄せられた見積もりを比較しながら、誰に依頼するか選考します。

コンペ方式

コンペとは英語の「competition」を省略した呼び方です。発注者側から課題を出して、不特定多数の応募者と競わせる方式です。

IT業界では、企画・デザイン・グラフィックの分野においてよく使われる手法です。多数の応募者から寄せられたデザインの提出や企画提案の中から、発注者側が選考します。

時間報酬方式

時間報酬方式とは、受注者が作業した時間に見合う形で報酬を支払う仕組みです。1時間あたりの報酬が設定されるため、作業時間が多ければ多いほど受注者側は多くの報酬が得られる仕組みです。

難易度の低い単発の案件で時間報酬方式が採用されるケースは少ないです。募集案件によっては、発注者側が報酬を固定するのが難しく、作業の分量や作業日数がどの程度なのか判断しづらいものも出てきます。

クライアントに納品した後に、複数回に渡り修正依頼が来ることもあります。そのような場合に採用されるのが時間報酬方式です。システム開発・デザインなど仕事の内容が複雑で、長期間継続的に依頼する場合によく用いられます。

クラウドソーシングはWEB制作系の外注探しに最適

web制作

IT系の求人サイトの場合は、掲載された募集案件に対してテレワーカーが応募し、その後は発注者側と受注者側がこまめに連絡のやりを行うスタイルが一般的です。クラウドソーシングの場合は、先に解説したようにタスク・プロジェクト・コンペなど多彩な依頼方式があります。

とくに、WEB制作系の場合、ロゴやバナー制作で色彩感覚・デザインの良さ・企画力などが重視される傾向にあります。そのため、最初から1対1でコミュニケーションをとるよりは、コンペ方式を活用して応募者の実績や得意分野を比較しながら、熟練したWEB技術者を選ぶケースが多いです。

募集案件の内容や業務の難易度により、依頼方式を選択できるのもクラウドソーシングならではの魅力です。WEB制作系の分野では、WEBデザイン・システム構築・イラスト制作・アプリ開発・グラフィック・プログラミング言語など幅広いジャンルで募集することができます。

独自のシステムを活用

クラウドソーシング独自のシステムが導入されており、発注者側と受注者側がサイトにログインした状態で、チャットシステムを活用してコミュニケーションを取ることができます。

外注探しでクラウドソーシングおすすめの4つの理由

ニーズに見合う人材をスムーズに探せる

クラウドソーシングのサイトに登録した会員の多くは、WEBデザイナーやコーダー、システム開発など、高い専門性を活かせるエキスパートです。そのため、外注探しでクラウドソーシングを利用することにより、発注者側が求めるニーズに見合う人材が見つかりやすいです。

人材育成と制作費用節約・社内コスト削減

社内のみで業務を完結するのは難しく、人材育成にかける時間と手間もかかります。その点、クラウドソーシングで外注先を募ることにより、新たに人材育成を行う必要もなく、必要な時に必要な人材を確保できます。制作費用・人件費など社内コストの削減効果も期待できます。

有能な人材が見つかれば長期継続の可能性も

クラウドソーシングを経由して採用した場合、通常は1案件のみの依頼で完結するケースが多いです。

ただし、案件によっては「継続あり」のケースもあり、今後も発注者側から同じようなタイプの募集案件が出た場合、同一の受注者を長期継続する可能性もあります。長きに渡り、良きビジネスパートナーとなる優秀な人材の確保にも繋がります。

運営会社独自のサポート体制が充実

クラウドソーシングのサイトでは、発注者側と受注者側が安全かつスムーズに取引が出来るように、サポート体制が充実しています。各サイトで利用規約が規定されており、チャット機能も搭載されています。

チャットシステムにメッセージが届いた場合は、登録したメールアドレスに通知されます。カスタマーサポートを設置し、監視体制を強化するサイトもあります。

クラウドソーシングの注意点と改善策

注意点

クラウドソーシングの活用で発注者側にはさまざまなメリットが期待できる反面、いくつかの注意点もあります。そこで、クラウドソーシングに関する注意点とともに改善策を提案します。

応募者が殺到した場合選考に手間がかかる

クラウドソーシングのサイトに募集案件を出した途端、応募者が殺到することがよくあります。「想定外に応募者が多くて選考に苦労した」というケースも稀ではありません。応募者が多い場合でも、実際に採用する人材は限られているので、過去・直近の実績や経験年数などプロフィールを細かくチェックする必要が出てきます。

発注者側独自の採用基準を設定し、選考作業が難しい場合は一次で書類選考、二次でトライアル案件、二次をクリアした人のみオンライン面談を行うなど、応募者を絞り込むと良いでしょう。

採用後に問題が生じる可能性も

クラウドソーシングにより、採用後に問題が生じる可能性も考えられます。

  • 採用後に仕様書を渡したら断られた
  • 納期が守れない
  • 納品後に修正を指示したら以後音信不通

このようなトラブルを未然に回避するには、契約書の締結を行うことをおすすめします。契約書1通の取り交わしで、発注者・受注者のモラルの向上にも繋がり、最低限のビジネスマナーを守るよう心構えが出来るはずです。

お互いに顔の見えない相手なので、受注者側にはさまざまな不安が付き纏うものです。業務中に小さなつまずきがあれば気軽に相談してもらえるよう、円滑なコミュニケーションを図るのも発注者側の大事な務めです。

適正な単価を設定すること

クラウドソーシングで募集を行う場合、適正な単価を設定することが肝心です。WEB制作系の案件を出す場合、デザイン・グラフィック・システム開発などジャンルによっても単価の相場が変わってきます。

外注コストを抑えたいからといって、極端に単価を安く抑えてしまうと応募者が集まらず、業務がスムーズにはかどらなくなってしまいます。まずは業界の相場を把握してから、適正な単価を設定しておくと良いでしょう。

案件によっては「急募」の場合もあり、短期間で納品しなければならないものも出てきます。納期を急ぐ場合は、通常の相場よりもやや高めに設定するなど、受注者側への配慮も必要です。

双方のコミュニケーション力が求められる

社内業務の場合は、直接対面して会話をしますが、外注の場合は直接会って話すわけではないので、コミュニケーションがとりづらいのが難点です。仕事をスムーズに進めるには、発注者側と受注者側、双方のコミュニケーションが必要不可欠となります。

クラウドソーシングの場合、運営会社によっては独自にメッセージ機能やビデオチャット機能が搭載されているところもあります。コミュニケーションツールを上手に活用したり、仕事内容について仕様書を見やすくわかりやすくするなど、お互いに歩み寄る努力が求められます。

WEB制作系の外注探しにおすすめクラウドソーシング5選

ココナラ

ココナラ

ココナラ (coconala) は、「得意を売買できるスキルマーケット」として幅広い世代の方に人気があります。ユーザー数は約170万人、取引件数は480万件超、の実績があります。

イラスト・マンガ・デザイン・ライティング・動画・コンサル・占い・WEB制作系など、取扱いジャンルが豊富です。WEB制作系では、ホームページ・ECサイト・LPの制作からWebコンサル・EC商品画像・バナーやロゴの制作・アプリデザインまで、多彩なカテゴリです。

案件を掲載してテレワーカーを募ることも可能で、依頼形式はおもにプロジェクト方式が採用されています。金銭のやりとりはココナラが介入し、365日体制で健全に運営しているので、発注者と受注者は安全・安心の取引ができます。

公式サイト : https://coconala.com/

ランサーズ

ランサーズ

ランサーズ (Lancers) は、国内最大規模のクラウドソーシングサイトとして、2018年度においてリピート率・運営実績・満足度No.1の座を獲得しました。

案件の発注について不明な点があれば、完全無料で専任アドバイザーへの相談ができます。相談方法は電話・チャット・メールフォームに対応可能です。電話の受付時間は平日10時~18時まで、チャットは土・日・祝日も利用可能ですが、運営会社からのレスポンスは翌営業日以降となります。

ランサーズのサイトには、エンジニア・デザイナー・ライター・システム開発・マーケッター・画像制作・SNS運用など、WEB制作系のフリーランサーが多数登録されています。プロジェクト・制作物コンペ・求人募集・タスクの4種類の依頼方式から任意に選択できます。

仕事依頼で人材探しが大変な時には、ランサーズのスタッフが代行することも可能です。 各会員の実績数・評価・得意分野なども詳しく掲載されているので、優秀な人材をスムーズに確保できることでしょう。ランサーズ独自の認定制度を設けており、「ランサーズ・オブ・ザ・イヤー」を受賞したWebデザイナーも多数在籍しています。

ランサーズのサイト上で利用できるビデオ通話機能も搭載されており、仕事の打ち合わせや質問など、1対1で利用できます。困り事やトラブルが生じた場合は、24時間365日体制でサポート窓口を設置しているので、気軽に相談できます。

AIのテクノロジー活用で、サイト上での悪質行為をスピーディーに検出し、トラブル発生を未然に防止する見守り体制が整っています。

公式サイト : https://www.lancers.jp/

クラウドワークス

クラウドワークス

クラウドワークス (CwowdWorks) は、インターネット上で受発注が可能なマッチングサイトとして根強い人気があります。

仕事を発注したい場合は、クラウドワークスのサイト上に募集案件の内容を詳しく掲載します。または、「クラウドワーカーから探す」のページに進み、会員のプロフィールを閲覧してオファーすることもできます。

クラウドワークスでは、プロジェクト・コンペ・タスク・時間報酬の4タイプについて対応しており、案件内容により任意に設定可能です。

クラウドワークスで仕事の発注が初めての場合は、専任のコンシェルジュによる「発注支援サービス」もありますので、活用すると良いでしょう。要望があれば、案件依頼の文章作成も発注者に代わって作成してもらえます。

また、優良ワーカー認定制度も充実しています。即戦力となるデザイナーやエンジニアの証としてクラウドテック、アシスタントやディレクターが必要な時にはビズアシスタントを紹介することも可能です。

公式サイト : https://crowdworks.jp/

参考:クラウドワークスとは?評判や口コミなどを徹底調査

ビズシーク

ビズシーク

ビズシーク (Bizseek) では、WEB制作系ではデザイン・システム開発・ライティングまで、豊富なカテゴリで人材登録されています。おもにコンペ方式とプロジェクト方式が採用されており、案件内容に応じて選択できます。

主婦・学生からWEB制作系でスキルの高い実力派テレワーカーまで、会員数多数です。発注者側が受注者を探す際には、「ワーカーを探す」のページから簡単に検索できます。

サマリー・プロフィール・Bizseek実績・仕事環境について詳しく掲載されているので、気になる人材が見つかったらオファーを出しておくと良いでしょう。

ビズシークでは、信頼と安心の制度として、成果報酬制と仮払い制を導入しており、報酬トラブルを未然に防ぐ対策も出来ています。利用中に不明な点があればお問合せフォームから連絡し、改善して欲しい点があれは、ご意見箱フォームから意見を出すことも可能です。

公式サイト : https://www.bizseek.jp/

クラウディア

クラウディア

クラウディア (Craudia) から外注する場合は、クライアント手数料は0円、一括招待・完全非公開設定・キャンセル料も無料です。一方、受注者側のワーカーシステム手数料は最低3%で、クラウドソーシング業界では最低水準となっています。

余分なコストをかけずに受発注できることから年々会員数も増加しており、今では100万人以上となりました。WEB関係では、スマホアプリ開発・動画作成・ホームページ制作・WEBデザイン・運用・管理など多彩なジャンルに対応できる人材が登録されています。

依頼形式はタスク・コンペ・プロジェクト・時間報酬の4タイプに対応しており、案件内容により発注者側が任意に設定できます。100万人以上が会員として在籍し、完全非公開の高単価求人も多数です。

公式サイト : https://www.craudia.com/

クラウドソーシングとは?Web制作外注探しにおすすめ5選を紹介!まとめ

この記事では、クラウドソーシングの特徴とメリット、注意点と改善策についてお伝えしした。合わせてWEB制作系の外注探しにおすすめのクラウドソーシングを5社厳選してご紹介しました。

クラウドソーシング経由で求人募集を行うことにより、発注者側は案件の特徴に見合う依頼方式を選択することができます。これを上手に活用すれば、質の高い人材の確保にも繋がります。

この記事で掲載した5社は、発注者・受注者へのサポート体制が充実しています。システムの使い方など不明な点があれば、メールフォームや電話サポートにも丁寧に対応してもらえるので安心して利用できます。

どのサイトから外注先を探せば良いか迷う時は、手数料体系・システムの使いやすさ・サポート体制・登録ワーカーの質など、さまざまな観点から複数社で比較しておくと良いでしょう。

 

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