Google Search Console「被リンクの否認ツール」の効果なし?

「WEB従事者ならもちろんご存知かとおもいますが、皆さんはGoogleのSearch Console「被リンクの否認」はご存知でしょうか?
SEO対策をされるかたにとっては必要不可欠。

Googleの公式サイトであり、被リンクの効果を無効にするためのツールです。
そんなありがたい敗者復活戦のようなツールが現在効果がないのでは?という仮説のお話です。

Google Search Console

無料のメールフォームCMS「EasyMail」
無料で簡単インストール。PHP言語で開発されたオープンソースのメールフォームCMS「EasyMail(イージーメール)」を使ってみませんか?
改変でも、再配布でも、商用利用でも、有料販売でも、自由に無料でつかうことができるメールフォームです。
無料のメールフォームはこちら

 

過去の不正なSEO対策

弊社のサイト1st-net.jpでは過去にはSEOの手段としてあらゆる方法を試してきました。
スタート時期的なことを申し上げるとおおむね2008年頃から対策してきました。


その対策方法は
トップページにキーワードを敷き詰める
キーワードを背景色と同化して見えないようにする
海外のあやしいブログサイトで対象のキーワードによる大量の被リンクをはる
外部の有料リンクを購入する
など今は完全にアウトな内容です。
SEOという言葉が出てきた当初はまさにこういった手法で上位が簡単に取れていました。
1st-net.jpのドメインヒストリーが長いということもありそれなりの価値があると判断されビッグキーワードで上位を取れていたのです。
それはGoogleのアルゴリズムのレベルが低かったということもありちょっと知識があればすぐ上位表示できたのです。

どのSEO業者も普通におこなっており悪いという認識はなかったし、企業側もこぞってこのような対策をしてでも上位表示をしてきました。

いまやこのような行為は手法はスパム行為としてGoogleからのペナルティになります。
実際のところ弊社のサイトも数回Googleからペナルティを食らいまして申告修正するというような経験をつんできています。
良くも悪くもSEO対策の経験値が高いと思っています。

否認ツールの活用方法

否認ツール画面

昨今Google検索のアルゴリズムも相当レベルがあがり人間がちょこまかと小賢しいことをしても上位にはいかないようになっています。
正当な手法いわゆるサイトとして品質を上げる方法で上位表示を狙うというのが現在のSEO対策なのです。

現在はもちろん正当な方法でサイトの品質をあげているのですが重大な問題があるのです。
それは1st-net.jpは多くの低品質リンクが世界中に貼られていて、それを自分の手で削除していくことはもはや不可能なんです。(自業自得・・・)
しかしながらGoogleさんにはそれを救済してくれる神のようなツールがあるのです。
それがGoogle公式の「リンクの否認」です。
否認ツール:https://www.google.com/webmasters/tools/disavow-links-main

GoogleSearchConsoleで被リンクの確認ができひとつひとつSPAM的な被リンクを記載して上記のツールで申告するのです。

否認ツールのバグ?

しかしそのツールが私的には不備がある思っています。
その理由は、あきらかにSPAMリンクなのに申告したら逆に大幅に順位が下がった(いわゆるGoogleには高品質と認識されている)
というものです。
たとえば、以下の3つのドメインがあきらかにスパム被リンクとします。
aaaa.com
bbbb.com
ccccc.com
と1行づつ申告する方法とします。aaaa.comをアップし数時間で順位がすこし上位に回復します。
さらに翌日にbbbb.comをアップしまた数時間後に上位に回復します。しかしさらにcccc.comをアップすると数時間後にどーんと下落してしまいました。
cccc.comは明らかにスパムなんだけどGoogleは高品質と認識しているからなんでしょう。
これはバグと呼ぶのか未完成なのか低能なのか・・・日々進化しているツールだからしかたないといえばそうなんですが。

否認ツールが効かなくなった?

2019年の12月頃から否認をしてもいっこうに順位が変動しなくなりました。
上がりも下がりもしないのです。
ためしに GoogleSearchConsoleの被リンクをすべて否認ツールにアップしてみました。
それでも数日経過しても現在の位置から微動だにせず安定しています。
これはなぜなんだ?9月くらいまでは明らかに申告後は回復していました。

否認ツールは無効化された?

仮説をたててみました。
現在の GoogleSearchConsoleのメニューには否認ツールのリンクがありません。
おもてだって表示していないのです。
ただ前述したリンク:https://www.google.com/webmasters/tools/disavow-links-main
このページはまだ存在します。

鈴木氏の海外SEO情報ブログ(2018年5月7日)でGoogleのジョン・ミューラー氏が以下のようなこと言及したと書かれている。

以前のSEO業者が付けたような、自分が関与しない怪しいリンクがあるならリンクの否認ツールを使ってかまわない。
とはいえ、リンクを毎週毎週チェックして、気に入らないリンクが5本増えたから否認するといったことまではしなくていい。Google 側で処理する。

否認ツールを頻繁に使ったからといってサイトの評価に影響することはない。
良いリンクと悪いリンクの両方が多くのサイトには普通は張られているもの。

GoogleSearchConsoleの メニューに無いことや、 ジョン・ミューラー氏の発言から、もはや否認ツールは無効化されているのでは?
ということです。

一部サイトだけなのか、それとも全サイトなのか

否認ツールが無効化しているのが弊社のサイトを含むある一部のサイトなのか・・
それともすべてにおいて無効かのか・・・
ググってもそれらしき情報がでてこないのでどなたかそのような動きがあれば情報提供をお願いします。

仮に一部のサイトのみ無効になっているのであればなんらかのルールが働いていると思われます。
それも仮説を立ててみるとこう考えられる。
1)何度も否認ツールで否認行為を実行すると人的チカラが働き手動で無効化されるようになる
2)何度も否認ツールで否認行為を実行するとAIで判断し自動的に無効化されるようになる
3)一定の条件が働くとAIが自動的に無効化するようになる

毎日のように大量に被リンクが増えていく

Google Search Consoleリンク画面

1st-net.jpのGoogleSearchConsoleでは数日ごとに海外ドメインから被リンクが膨大な量で増加しています。
昔やった海外ブログへの被リンク張りの悪影響なのかあやしいドメインからの被リンクが増えつづけているのです。
****.co.ioとか*****.usとか******.rsとかもうどこのドメインだよおい!ってな感じです。(あやしすぎてあやしすぎて怖い)
いまや被リンクが数万件レベルありもう削除なんてできません。
このように敵対するサイトを貶めるためにSPAMリンク(ある意味DOS攻撃)が増えていくというサイトもあるでしょう。
このような現象が起こればもはやキリがないという判断をGoogleがくだし、そもそも否認ツールは意味をなさないとして無効化したとも考えられます。

まとめ

ともかくまだGoogleははっきりとした発表はしていないようなので
この否認ツールが有効なのか無効なのか私レベルではわかるはずもありません。


たくさんのSEO情報サイトではこの否認ツールを推奨している記事がまだまだありますが
最新の情報としては無効化されている可能性があるということ、もしくはそれほど重要視する必要がないということ
と考えます。

 

 

株式会社ファーストネットジャパンでは、 1998年の創業から培ってきた知見・経験を基に、良質かつユーザー第一のWEBサイトを制作 して参りました。

弊社はDX推進のためのコンサルティングも行っております。
社内業務の効率化を上げたいとお考えの企業様はぜひご相談ください。

また、コンサルだけでなく、ホームページ制作。リスティン グ広告・SNS広告・メールマーケティングを利用した集客のお手伝いも承っておりますので、 まずはお気軽にお問合せください。

お見積り、外注のご相談はこちらをクリック