在庫管理システム開発|費用相場・必要機能・おすすめ開発会社10選【2026年最新版】

在庫管理システム開発の費用・機能・開発会社を解説するイメージ

この記事の監修者

齊藤 真也

株式会社ファーストネットジャパン 代表取締役

1998 年創業時からアプリ開発・Web マーケティング・フルリモート SES・ホームページ制作・翻訳・グラフィックデザインなど幅広い IT/クリエイティブ領域を手がけ、4,000 件超のプロジェクトを統括。高松市出身。「圧倒的努力」を座右の銘に、技術とデザインの両面でクライアントの課題解決を支援してきました。
本ブログでは、最新の Web トレンドや AI 活用、マーケティング施策の実践知をわかりやすく発信し、読者の皆さまの事業成長を後押しします。

在庫管理をExcelや紙で続けていると、商品数や拠点数が増えるにつれて「実際の在庫数とデータが合わない」「どの倉庫に何があるのかわからない」「棚卸に時間がかかる」といった問題が起こりやすくなります。

こうした課題を解決する方法のひとつが、企業ごとの業務に合わせた在庫管理システムの開発です。

在庫管理システムでは、入庫・出庫・棚卸・ロット・保管場所などを一元管理できるほか、販売管理システムやECサイト、POS、受発注システム、会計システムなどとの連携も可能です。

一方で、市販のクラウドサービスを導入すべきなのか、自社専用のシステムを開発すべきなのかは、企業によって異なります。

この記事では、在庫管理システムの開発会社を比較するとともに、必要な機能、開発費用、SaaS・パッケージ・スクラッチ開発の違い、開発会社の選び方まで解説します。

株式会社ファーストネットジャパンでは、企業ごとの業務フローを整理したうえで、Webシステムや業務システムの企画・設計・開発に対応しています。既存システムとの連携や段階的なシステム化についてもご相談いただけます。

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1998年創業・オーダーメイドのシステム開発

Webシステム・スマホアプリ・AIシステム・ECサイトまで、貴社の業務課題に合わせたオーダーメイド開発を提供します。

ヒアリング・見積もりは無料。大阪・東京の2拠点で全国対応しています。

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在庫管理システム開発会社おすすめ10選

在庫管理システムは、単純に在庫数を記録するだけのシステムではありません。業種や業務によって、ロット管理、複数倉庫管理、バーコード、受発注、EC、販売管理など必要な機能が変わります。

ここでは、在庫管理や倉庫管理、販売管理などの業務システム開発に対応している会社を紹介します。

会社名 料金 得意領域 おすすめの企業
株式会社ファーストネットジャパン 個別見積もり 業務システム・Webシステム・既存システム連携 自社業務に合わせた在庫管理システムを開発したい企業
株式会社一創 個別見積もり 在庫・販売・基幹システム 複数拠点や他システムとの連携を重視する企業
フレシット株式会社 個別見積もり フルスクラッチ業務システム パッケージでは対応しにくい独自業務を持つ企業
株式会社NSM 個別見積もり 在庫・受発注・生産・倉庫管理 在庫から周辺業務まで統合したい企業
株式会社GeNEE 個別見積もり WMS・基幹・業務システム 業務整理からシステム刷新まで依頼したい企業
株式会社カオピーズ 個別見積もり 業務システム・オフショア・DX 開発規模や開発リソースを柔軟に調整したい企業
株式会社ripla 個別見積もり OMS・WMS・DX・業務システム 企画や要件整理から相談したい企業
株式会社ブライセン 製品・カスタマイズ内容により異なる WMS・需要予測・サプライチェーン 物流や倉庫業務全体を高度化したい企業
株式会社サンシャインシステム パッケージ・カスタマイズ内容により異なる 在庫・販売・生産管理 製造業を中心に現場運用を重視する企業
株式会社リレートシステム 個別見積もり 物流・小売・基幹システム 物流や小売の業務システムを開発したい企業

株式会社ファーストネットジャパン

株式会社ファーストネットジャパンは、大阪・東京を拠点にシステム開発、Web制作、Webマーケティングなどを提供しているデジタルエージェンシーです。

1998年の創業以来、累計4,000件を超える制作・開発実績があります。

在庫管理システムでは、商品マスタ、入出庫、在庫照会、棚卸といった基本機能だけでなく、企業独自の業務フローに合わせたオーダーメイド開発が可能です。

販売管理、受発注、顧客管理、ECサイトなど周辺システムとの連携を含めた設計にも対応できるため、「現在の業務をそのままシステム化する」のではなく、業務自体を整理しながらシステム化したい企業にも向いています。

株式会社ファーストネットジャパンのシステム開発

設立 2004年12月(1998年8月創業)
実績 累計4,000件超
サービス Webシステム開発、業務システム開発、スマートフォンアプリ開発、システム保守・運用など
推奨企業 在庫管理だけでなく、販売・受発注・ECなど周辺業務も含めてシステム化したい企業
電話 06-6777-3688
営業時間 平日9:30〜18:30
所在地 大阪市中央区南久宝寺町1-7-10 シャンクレール南久宝寺201/東京都港区港南2-17-1 京王品川ビル2F C-40
URL https://www.1st-net.jp/lp/development/

株式会社一創

株式会社一創は、業務システムや基幹システムの開発を行う会社です。

在庫管理システムでは、入出庫、引当、棚卸、複数拠点管理、ロット・期限管理、バーコード・ハンディ端末との連携などに対応しています。

受注、生産、会計などの周辺システムとの連携にも対応しているため、在庫データを企業全体の業務フローにつなげたい場合に検討しやすい会社です。

設立 2014年3月4日
実績 在庫管理・販売管理・基幹システムなど
サービス 業務システム開発、基幹システム開発、在庫管理システム開発など
推奨企業 複数倉庫やロット管理、周辺システムとの連携を必要とする企業
電話 03-6264-7288
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都中央区晴海1丁目8番12号 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーZ棟5階
URL https://www.issoh.co.jp/service/business_system/inventory-management/

フレシット株式会社

フレシット株式会社は、フルスクラッチによる業務システム開発を得意とする会社です。

在庫管理についても、製造業、卸売業、小売業、EC事業者などの業務フローに合わせたシステム開発に対応しています。

在庫状況の可視化、入出庫管理、発注点管理、アラート、データ移行、既存システムとのAPI連携などを含めた開発を検討できます。

市販パッケージでは自社特有の業務に対応できない企業や、業務フローそのものを見直しながらシステム化したい企業に向いています。

設立 公式サイトでご確認ください
実績 在庫・受発注・物流などの業務システム開発
サービス システム受託開発、運用保守、DX支援、システムコンサルティングなど
推奨企業 フルスクラッチで独自の在庫管理システムを構築したい企業
電話 03-6674-5360
営業時間 9:00〜18:00(土日祝定休)
所在地 東京都中央区新川一丁目7番1号 天翔日本橋茅場町ビル6階
URL https://freshet.co.jp/

株式会社NSM

株式会社NSMは、システムコンサルティングからソフトウェア開発、システム運用・保守まで提供する会社です。

在庫管理システムでは、倉庫や店舗の在庫一元管理、在庫アラート、リアルタイム在庫確認などに対応しています。

在庫管理以外にも、受発注管理、生産管理、倉庫管理などの業務システムを扱っているため、複数業務を連携させたい企業にも適しています。

設立 2019年1月29日
実績 在庫管理、受発注管理、生産管理、倉庫管理など
サービス システムコンサルティング、ソフトウェア開発、運用保守、クラウド・ネットワーク構築など
推奨企業 在庫・受発注・生産・倉庫管理を連携したい企業
電話 公式サイトでご確認ください
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都中央区銀座三丁目10番9号 KEC銀座ビル6階
URL https://nsm-nsgroup.co.jp/solution/systemdevelopment/stock-system.html

株式会社GeNEE

株式会社GeNEEは、基幹システム、業務システム、Webシステムなどの開発を行う会社です。

在庫管理、販売管理、購買管理、生産管理、流通管理などの開発実績があり、倉庫管理システム(WMS)のフルスクラッチ開発にも対応しています。

業務フローの調査や要件定義から開発、保守まで依頼できるため、既存のパッケージシステムから自社専用システムへ移行したい企業にも適しています。

設立 2017年4月(2010年3月創業)
実績 在庫管理、WMS、販売管理、購買管理、生産管理、流通管理など
サービス システム開発、スマホアプリ開発、DX・ITコンサルティング、AI開発など
推奨企業 業務分析から基幹・在庫システムを刷新したい企業
電話 03-4500-8256
営業時間 平日10:00〜18:00
所在地 東京都港区六本木1-4-5 森ビルアークヒルズサウスタワー
URL https://genee.jp/service/system-dev/

株式会社カオピーズ

株式会社カオピーズは、日本とベトナムなどに開発体制を持ち、システム開発、DX支援、AI、クラウドなどを提供している会社です。

日本法人は2016年設立で、カオピーズグループでは業務システムやWebシステムなど幅広い開発を手掛けています。

国内と海外の開発リソースを活用できるため、一定規模以上のシステムを開発したい企業や、開発体制を柔軟に構築したい企業の選択肢になります。

設立 2016年8月8日(株式会社カオピーズ)
実績 グループ累計1,000件以上のプロジェクト
サービス システム開発、オフショア開発、DXコンサルティング、AI・クラウド関連支援など
推奨企業 開発リソースとコストのバランスを考えながらシステムを構築したい企業
電話 03-5809-2633
営業時間 10:00〜18:00(土日祝休み)
所在地 東京都豊島区南池袋3-8-8-3F
URL https://kaopiz.com/

株式会社ripla

株式会社riplaは、DXコンサルティングとシステム開発を提供する会社です。

OMS・受発注管理システムやWMS・倉庫管理システムなどの開発実績があり、製造・卸・小売・物流などサプライチェーン領域にも対応しています。

要件が固まっていない段階から、構想策定や要件定義、設計、開発を相談できる点が特徴です。

設立 公式サイトでご確認ください
実績 OMS・受発注管理、WMS・倉庫管理、販売・顧客管理など
サービス システム開発、プロダクト開発、業務DXコンサルティング、データ・AI活用など
推奨企業 企画・要件整理から在庫・物流システムを開発したい企業
電話 公式サイトでご確認ください
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都渋谷区
URL https://www.ripla.co.jp/

株式会社ブライセン

株式会社ブライセンは、1986年設立のIT企業です。

サプライチェーン領域では、在庫管理、倉庫管理、需要予測、自動発注などのソリューションを提供しています。

クラウド型倉庫管理システムやWES、需要予測型自動発注システムなども扱っているため、単純な在庫数管理にとどまらず、倉庫作業や物流全体の効率化まで検討したい企業に適しています。

設立 1986年4月
実績 WMS、WES、需要予測、自動発注、流通・基幹システムなど
サービス サプライチェーンマネジメント、システム開発、データエンジニアリング、オフショア開発など
推奨企業 倉庫管理や需要予測を含めサプライチェーン全体を最適化したい企業
電話 03-6264-7221
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 東京都中央区明石町8-1 聖路加タワー29F・30F
URL https://www.brycen.co.jp/service/supplychain/

株式会社サンシャインシステム

株式会社サンシャインシステムは、在庫管理、販売管理、生産管理などの業務システムを提供している神戸のシステム会社です。

在庫管理では、バーコードを活用した入力や、既存の販売管理システムへ在庫管理機能を追加する開発事例があります。

製造業の現場に合わせた生産管理システムも扱っているため、製造・販売・在庫を連動させたい中小企業にも検討しやすい会社です。

設立 1994年4月4日(1989年3月創業)
実績 在庫管理、販売管理、生産管理システムなど
サービス システムコンサルティング、ソフトウェア設計・開発、パッケージ開発・販売・運用サポートなど
推奨企業 製造業や中小企業で在庫・販売・生産管理を効率化したい企業
電話 078-333-0450
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 兵庫県神戸市中央区伊藤町119 大樹生命神戸三宮ビル5階
URL https://www.sunshinesystem.co.jp/

株式会社リレートシステム

株式会社リレートシステムは、大阪に拠点を置く業務システム開発会社です。

製造、小売、物流などの業務システムを手掛けており、物流業と小売業の在庫管理システム開発実績を掲載しています。

基幹システムを含めた業務システム開発に対応しているため、在庫管理を単独で導入するだけでなく、既存業務との連携を考えたい企業の候補になります。

設立 2004年9月1日
実績 物流業・小売業向け在庫管理、製造業向け生産・販売管理など
サービス コンピュータコンサルティング、ソフトウェア設計・開発など
推奨企業 物流、小売、製造業の基幹・在庫システムを開発したい企業
電話 06-6534-2200
営業時間 公式サイトでご確認ください
所在地 大阪市西区西本町1丁目2-14 岡島ビル
URL https://www.relate-sys.co.jp/

在庫管理システムとは

在庫管理システムとは、商品、製品、原材料、部品、資材などについて、「何が」「どこに」「いくつあるのか」を管理するためのシステムです。

入荷・入庫から保管、在庫移動、出庫、出荷、棚卸までのデータを一元化することで、担当者だけが在庫状況を把握している状態から脱却できます。

企業によって管理すべき在庫は異なります。小売業であれば販売商品、製造業であれば原材料・仕掛品・完成品、食品関連企業であればロットや賞味期限まで管理する必要があります。

そのため、在庫管理システムを検討するときは、最初に「何を在庫として管理するのか」を明確にすることが重要です。

Excelによる在庫管理との違い

商品数や利用者が少ない段階では、Excelでも在庫管理は可能です。

しかし、複数の担当者が同時に更新したり、倉庫・店舗・ECなど複数拠点で在庫が動いたりするようになると、入力漏れや更新タイミングの違いによってデータと実在庫が一致しにくくなります。

在庫管理システムでは、入出庫という「在庫が動いた事実」を記録し、その結果として在庫数を更新する仕組みにできます。

単純にExcelをWeb化するのではなく、「どのタイミングで在庫を増減させるのか」を業務ルールとして設計することが重要です。

WMS・販売管理・ERPとの違い

システム 主な管理対象 特徴
在庫管理システム 商品・製品・原材料などの在庫 在庫数量や入出庫履歴を管理
WMS 倉庫内業務 入荷、検品、ロケーション、ピッキング、出荷などを管理
販売管理システム 受注・売上・請求など 販売活動と在庫を連携できる
ERP 企業の基幹業務全体 販売、購買、在庫、会計などを統合管理

どこまでをひとつのシステムで管理するかは、既存システムとの役割分担によって決めます。

在庫管理システムに必要な主な機能

必要な機能は企業によって異なりますが、代表的な機能として以下があります。

機能 内容
商品・品目マスタ 商品コード、品名、カテゴリ、単位などを管理
入庫管理 仕入や製造によって増加した在庫を登録
出庫・出荷管理 販売・出荷などによる在庫減少を管理
在庫照会 現在庫、引当済み在庫、利用可能在庫などを確認
棚卸管理 実在庫とシステム上の在庫を照合
ロケーション管理 倉庫、棚、店舗など保管場所を管理
ロット・シリアル管理 製造ロットや個体番号単位で履歴を管理
期限管理 賞味期限、消費期限、使用期限などを管理
在庫アラート 安全在庫や発注点を下回った場合などに通知
バーコード・QRコード 入出庫や棚卸時の入力作業を効率化
権限管理 部署や担当者ごとに閲覧・操作権限を設定
CSV・API連携 販売管理、EC、会計など外部システムと連携

業種によって異なる在庫管理システムの要件

在庫管理システムでは、業種ごとの業務特性を考慮する必要があります。

製造業

製造業では、完成品だけではなく、原材料、部品、仕掛品など複数の在庫状態を管理する必要があります。

BOMや生産管理システムと連携し、「製品を1個作るとどの部品がいくつ減るのか」という関係を管理する場合もあります。

製造業全体のシステム開発会社を探している方は、製造業のシステム開発会社おすすめ10選も参考にしてください。

卸売業

卸売業では、多品種の商品を扱うケースが多く、仕入・受注・出荷と在庫を正確に連動させることが重要です。

得意先別価格、仕入先、ロット、取り置き、引当などの管理が必要になる場合もあります。

小売業・多店舗

小売業では、店舗別在庫や倉庫在庫を一元管理することが重要です。

POSと在庫管理システムを連携すれば、店舗で商品が売れた時点で在庫データへ反映する仕組みを構築できます。

EC

ECでは、自社ECサイトのほか、複数のECモールや実店舗を併用するケースがあります。

販売チャネルごとに別々の在庫を持つのか、共通在庫として管理するのかを明確にしたうえで、受注管理システムやECとの連携方法を設計します。

食品

食品では数量だけでなく、ロットや賞味期限の管理が重要になります。

先入先出や期限の近い在庫を把握できる仕組みを設けることで、現場の出荷判断を支援できます。

在庫管理システム開発の費用相場

在庫管理システムの開発費用は、導入方式と必要な機能によって大きく異なります。

開発方式 初期費用の目安 特徴
パッケージ・既存製品ベース 数十万円〜数百万円程度 既存機能を利用できるため初期導入しやすい
フルスクラッチ開発 数百万円〜数千万円程度 企業独自の業務フローに合わせて設計できる

実際の費用は、開発する機能だけでなく、利用人数、拠点数、倉庫数、外部システムとの連携、データ移行、端末対応などによって変わります。

費用が上がりやすい主な要因

  • 複数倉庫・複数店舗のリアルタイム管理
  • ロット・シリアル・期限管理
  • バーコードやハンディターミナルとの連携
  • 販売管理システムとの連携
  • EC・POSとの連携
  • 会計・ERPとの連携
  • 大量の既存データ移行
  • 複雑な権限管理
  • 独自帳票の作成

見積もりを比較する際は開発費だけではなく、保守費、クラウド利用料、追加開発の単価、データ移行費なども確認しましょう。

システム開発の見積もりについては、システム開発の見積もり内訳|項目一覧と妥当性チェックでも詳しく解説しています。

在庫管理システムはSaaS・パッケージ・スクラッチのどれがよい?

方式 導入しやすさ カスタマイズ 向いている企業
SaaS 高い 低〜中 標準的な在庫管理で対応できる企業
パッケージ 高い 標準機能をベースに一部変更したい企業
ローコード 中〜高 比較的小規模な業務システムを短期間で構築したい企業
フルスクラッチ 低い 高い 独自業務や既存システム連携が多い企業

標準的な在庫管理だけであれば、最初からスクラッチ開発する必要はありません。

既存のSaaSやパッケージで業務を実現できるのであれば、導入期間や初期費用を抑えられる可能性があります。

一方、自社独自の業務が多く、パッケージに合わせるための手作業が大量に残る場合は、スクラッチ開発を検討する価値があります。

在庫管理システムをスクラッチ開発したほうがよいケース

独自の在庫区分がある

一般的な「入庫」「出庫」だけではなく、検品中、取り置き、貸出中、加工中、返品待ちなど独自のステータスがある場合は、パッケージでは対応しにくいことがあります。

複数システムとの連携が必要

販売管理、EC、POS、会計、生産管理など複数の既存システムと在庫データを連携する場合は、全体のデータフローを設計する必要があります。

複数倉庫や外部倉庫がある

自社倉庫だけでなく、外部物流会社や委託先が在庫を持つ場合は、拠点ごとの在庫と全社在庫をどのように扱うか決める必要があります。

特殊なロット・期限管理がある

食品、化学、部品などでは、一般的な数量管理だけでは不十分な場合があります。

独自のトレーサビリティ要件がある場合は、業務に合わせたシステム設計が適しています。

在庫管理システム開発の進め方

STEP1 現状の在庫管理を整理する

まず現在どのように在庫を管理しているか確認します。

Excel、紙、既存システムなどを洗い出し、「誰が」「いつ」「何を入力しているのか」を整理します。

STEP2 システム化の目的を決める

「Excelをなくす」こと自体を目的にしないことが重要です。

棚卸時間を削減したい、欠品を減らしたい、複数倉庫を一元管理したいなど、システム導入によって解決したい課題を決めます。

STEP3 管理対象と必要機能を決める

商品、原材料、仕掛品、ロットなど、何を管理するのか決めます。

そのうえで、入出庫、棚卸、バーコードなど必要な機能を整理します。

STEP4 開発方式を決める

SaaS、パッケージ、ローコード、スクラッチのどの方式が適しているか比較します。

STEP5 開発会社を選定する

単純な価格比較ではなく、在庫管理業務への理解、要件定義力、周辺システムとの連携経験などを確認します。

開発会社選定については、システム開発会社の選び方も参考にしてください。

STEP6 要件定義を行う

画面、機能、権限、データ、外部連携、性能などを具体化します。

在庫管理システムでは、特に「どのタイミングで在庫が増減するのか」を明確にしておくことが重要です。

STEP7 開発・テストを行う

設計に基づいて開発し、システム上の動作確認だけでなく、実際の業務フローを想定した受入テストを行います。

STEP8 データ移行を行う

既存システムやExcelから商品マスタや現在庫を移行します。

重複データや表記ゆれがある場合は、移行前のデータ整理も必要です。

STEP9 本稼働・改善を行う

在庫管理システムは稼働して終わりではありません。

実際の現場で利用し、入力しにくい箇所や不要な作業が残っていないか確認しながら改善していきます。

在庫管理システム開発で失敗しやすいポイント

現在のExcelをそのままシステム化する

現在使っているExcelをそのままWebシステムに置き換えるだけでは、業務上の問題まで引き継いでしまう可能性があります。

開発前に「そもそもこの入力は必要なのか」まで確認しましょう。

在庫の定義が曖昧

在庫には、実在庫、引当済み在庫、利用可能在庫、移動中在庫など複数の考え方があります。

関係者によって「在庫」の意味が違う状態で開発を始めると、後から仕様変更が増えやすくなります。

現場の入力作業を考えていない

在庫管理システムでは、データを正しく入力し続けられる仕組みが重要です。

パソコン入力が難しい倉庫であれば、スマートフォン、タブレット、バーコードリーダーなども検討します。

機能を増やしすぎる

開発当初からすべての機能を盛り込むと、費用と開発期間が膨らみます。

入出庫と在庫照会から始め、必要に応じて受発注や需要予測を追加するなど、段階的な導入も有効です。

既存システムとの連携を後回しにする

販売管理やECと連携できなければ、別システムへの二重入力が残る場合があります。

開発前に既存システムとデータの流れを整理しておきましょう。

在庫管理システム開発会社の選び方

在庫・物流・販売管理の開発経験を確認する

一般的なWebシステムを作れるだけではなく、在庫や物流という業務を理解している会社を選ぶことが重要です。

要件定義から対応できるか確認する

「必要な機能がすべて決まっている」という企業は多くありません。

現状業務をヒアリングし、システム化する範囲を整理できる開発会社を選ぶとプロジェクトを進めやすくなります。

既存システムとの連携経験を確認する

販売管理、会計、EC、POSなどと連携する場合は、API、CSV、データベースなどを利用した連携経験も確認しましょう。

現場で使えるUIを設計できるか確認する

高機能なシステムでも、倉庫や店舗で入力しにくければ正しいデータが蓄積されません。

実際に利用する現場スタッフの操作性も重要な選定基準です。

保守・追加開発に対応できるか確認する

事業や商品が変われば、在庫管理方法も変化します。

稼働後の保守だけでなく、追加機能や他システム連携にも継続して対応できる会社を選ぶと安心です。

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ファーストネットジャパンの在庫管理システム開発

株式会社ファーストネットジャパンでは、企業ごとの業務フローに合わせたWebシステム・業務システムの開発を行っています。

在庫管理システムについても、単純に「在庫数を管理する画面を作る」のではなく、現在の業務を整理し、どのデータをどのタイミングで登録・更新するのかを設計することが重要だと考えています。

たとえば、次のような開発をご相談いただけます。

  • 商品・品目マスタ管理
  • 入出庫管理
  • 在庫照会
  • 棚卸管理
  • 複数拠点・倉庫管理
  • ロット・期限管理
  • バーコード・QRコード対応
  • 受発注システムとの連携
  • 販売管理システムとの連携
  • ECサイトとの連携
  • 既存システムの改修・リプレイス
  • CSV・APIによるデータ連携

「現在はExcelで管理しているが、どこからシステム化すればよいかわからない」「既存のパッケージでは業務に合わない」といった段階からでもご相談いただけます。

在庫管理システム・業務システム開発について相談する

関連記事

在庫管理システム開発に関するよくある質問

在庫管理システムの開発費用はいくらですか?

機能や開発方式によって大きく異なります。既存パッケージをベースにする場合は数十万円〜数百万円程度、フルスクラッチ開発では数百万円〜数千万円程度がひとつの目安です。複数倉庫、外部システム連携、バーコード、データ移行などが必要になると費用は増加します。

在庫管理システムの開発期間はどれくらいですか?

必要な機能や開発方式によって異なります。パッケージの導入やカスタマイズであれば比較的短期間で導入できますが、フルスクラッチ開発では要件定義、設計、開発、テスト、データ移行などの工程が必要になります。希望する稼働日から逆算して計画することが重要です。

Excelから在庫管理システムへ移行できますか?

可能です。Excelの商品マスタや在庫データをCSVなどに変換して移行する方法があります。ただし、重複、表記ゆれ、入力漏れなどがある場合は、システム移行前にデータを整理する必要があります。

SaaSとスクラッチ開発はどちらがよいですか?

標準的な在庫管理で対応できる場合はSaaSが適しています。一方、独自の業務フロー、特殊な在庫区分、複数システムとの連携などが必要な場合はスクラッチ開発を検討します。最初からスクラッチ開発ありきではなく、自社の要件と既存サービスを比較して決めることが重要です。

バーコードやハンディターミナルと連携できますか?

システム設計によって対応できます。商品やロケーションにバーコードやQRコードを付与し、入庫、出庫、棚卸などの操作に利用することで、手入力を減らせます。利用する端末や現場環境を確認したうえで設計します。

販売管理・EC・会計システムと連携できますか?

連携先のシステムがAPIやCSVなどのデータ連携手段を提供していれば、連携できる可能性があります。販売や受注が発生した際に在庫へ反映するなど、システム間でデータを同期することで二重入力を減らせます。

まとめ

在庫管理システムを導入することで、商品や原材料の入出庫、現在庫、保管場所、棚卸などを一元管理できるようになります。

ただし、重要なのは「在庫管理システムを作ること」ではなく、自社の在庫管理業務を整理し、どの情報をどのタイミングで更新するのかを明確にすることです。

標準的な在庫管理であればSaaSやパッケージを利用する方法があります。一方、独自業務、複数倉庫、ロット管理、販売管理・EC・基幹システムとの連携などが必要であれば、スクラッチ開発も有力な選択肢になります。

株式会社ファーストネットジャパンでは、現状業務の整理から要件定義、設計、開発、既存システム連携、運用・保守までご相談いただけます。

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