多言語対応のシステム開発会社おすすめ10選|翻訳・ローカライズまで一括で失敗しない選び方

システム開発

海外市場に向けたグローバル展開や、観光やビジネスで国内を訪れる外国人向けのインバウンド対応に取り組む企業にとって、多言語対応のシステム開発は避けては通れません。

しかし実際には、翻訳を考慮しない開発工程を優先したり、逆に翻訳対応に偏ってしまうことで、想定外のトラブルが発生するケースも少なくありません。多言語対応を成功させるためには、翻訳とシステム開発の両方を理解し、万全な体制で進められる多言語対応のシステム開発に特化した会社選びが重要となります。

そこで本記事では、多言語対応のシステム開発に強みを持つおすすめの開発会社を厳選し、各社の実績や特徴などを紹介します。また、失敗しない開発会社の選び方、費用相場と見積りの見方、依頼から公開までの進め方もわかりやすく解説します。

この記事を最後まで読んでいただくことで、多言語対応が初めての方でも安心してシステム開発に取り組めるようになります。

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目次

多言語対応のシステム開発とは(翻訳との違い)

多言語対応

多言語対応のシステム開発とは、システム全体を複数の海外言語に対応させることを前提に、操作性や表示レイアウト、使いやすさを考慮して設計・構築することを指します。

ここでは、多言語対応のシステム開発の定義や対応範囲、ローカライズまで考慮すべき理由、翻訳サービスに強みを持つシステム開発会社へ依頼するメリットについて、わかりやすく解説します。

多言語対応システム開発の定義と対応範囲

多言語対応のシステム開発とは、同じ機能や情報を複数の海外言語で提供できるよう、システム全体を前提設計から構築することを指します。具体的には、Webサイト・業務システム・アプリなどを、複数の海外言語で快適に使えるようにするための開発手法です。

多言語対応システム開発では単なる画面表示の翻訳だけでなく、次のような範囲まで考慮した設計と実装が求められます。

  • データベースに保存される言語別テキスト(文字・文章)
  • CMSや管理者向け画面の多言語表示
  • お問い合わせ対応の多言語化(自動返信メール・通知文など)
  • 外部システム連携で使用される文言やデータ項目
  • ボタンやメニュー、エラーメッセージなどユーザーの操作に関わる要素

一方で、部分的な翻訳対応のみにこだわり過ぎると、文字化けや表示崩れなどの不具合が発生しやすくなります。

多言語対応のシステム開発では、「どこまでを翻訳対象とするのか」「将来的に対応言語が増えてもスムーズに拡張できるか」までを見据えた上で、運用のしやすさや拡張性を考慮した設計を行うことが大きな特徴です。

単なる翻訳とシステム多言語化の決定的な違い

単なる翻訳とシステム多言語化を比較すると、対応範囲や考え方には大きな違いがあります。翻訳は、文章を原文とは異なる他国の言語に置き換える作業です。

一方、システム多言語化は画面上の文字や文章を翻訳するだけでなく、システムの裏側で行われている制御や処理構造、データ管理、国・地域に応じたローカライズまで含めて対応する必要があります。そのため、翻訳に比べると作業領域が広くなります。

ここでは、単なる翻訳とシステム多言語化の決定的な違いについて、比較一覧表でわかりやすく整理しました。

項目 単なる翻訳 システム多言語化
主な対象 文章やコンテンツ中心 システム全体
(UI・画面・機能・データベースなどを含む)
主な目的・用途 ・情報伝達
・コミュニケーション
・特定の業務やサービスの多言語対応
多言語対応でサービスを
国内外ユーザー向けに最適化
作業範囲 翻訳文書の作成・修正・編集 設計・開発・翻訳・表示確認・
運用まで含まれる
UI/UX対応 基本的に関与しない 多言語文字数・レイアウト崩れ・
ローカライズ対応まで考慮
ローカライズ ・単なる翻訳の場合は直訳中心のため
ローカライズはほぼ必要ない
・翻訳の目的・用途・専門性・
依頼内容によってはローカライズが必要と
なる場合がある
文化・地域特性を考慮した最適化
(通貨・日付・表現・風習など)
翻訳者と開発者との連携 基本的に不要 必須となるケースが多い
(手戻りや表示崩れを防ぐため)
更新・運用 翻訳文書ごとに管理する システムと連動して翻訳フローを整備する
成果物の完成度 ・言語変換のみ
・内容によっては高い専門性が求められる
場合がある
海外ユーザーにストレスや違和感なく
快適に利用できるシステム

ローカライズ (国・地域に合わせた最適化) まで含めて考慮すべき理由

多言語対応のシステム開発では、単に画面上の言語を正確に翻訳するだけでは不十分です。国や地域ごとに長く根付いている文化や風習、価値観に合わせて最適化を行うローカライズまで含めて対応することが重要です。

ローカライズを行う際には文化・風習だけでなく、法規制や商習慣、国・地域ごとのユーザー行動の違いを十分に理解した上でシステムを設計・調整します。これらを考慮せずに開発を進めてしまうと、操作性の低下や誤解を招く表現につながり、ユーザー満足度が低下する原因となります。具体的には、以下のような点まで細かく配慮することが求められます。

  • 表現方法や敬称の違い
  • 各国の入力形式・表示形式(郵便番号・電話番号・住所など)
  • 時刻表記・通貨・税率表示・単位の違い
  • 色に対する文化的な受け止め方の違い
    (【例】日本では赤は注意喚起を示す色ですが、一部の国では縁起の良い色やお祝いを象徴する色とされる場合があります)
  • 法律・文化・宗教・風習の違いに対しての配慮

ローカライズ対応が不十分である場合、これらの違いがユーザーに伝わりにくくなり、操作ミスや違和感につながります。その結果、海外ユーザーの利用体験に悪影響をもたらし、クレーム増加や離脱率上昇につながる恐れがあります。

一方、翻訳サービスにも強みを持つシステム開発会社であれば、言語表現のニュアンスはもちろん、各国の文化や慣習まで踏まえたローカライズ対応が可能です。そのため、グローバル展開やインバウンド対応においても、実用性と操作性の高いシステムを提供できます。

翻訳事業にも強みを持つシステム開発会社のメリット

多言語対応のシステム開発を成功させる鍵となるのが、翻訳サービスにも強みを持つシステム開発会社へ依頼することです。翻訳とシステム開発を別々の会社に依頼する場合と比べると、開発品質・スピード・コスト面で、以下のように多くのメリットがあります。

  • 翻訳とシステム開発を連携させることで、文言調整や画面設計を並行して進められるため、無駄のないスムーズなワークフローを構築できる
  • システム仕様や画面構成を正しく理解した上で翻訳作業ができるため、不自然な表現や誤訳を防ぎやすい
  • 開発工程の中に翻訳フェーズを組み込むことができるため、手戻りが少なくなり、結果的に開発スピードの向上や納期短縮を実現しやすい
  • 国や地域の文化・風習・表現の違いを踏まえた翻訳からネイティブチェックまで一貫対応であるため、自然で違和感のない表現を実現できる
  • 翻訳とシステム開発を同時進行することで、コストや修正工数を抑えやすいため、全体の開発コスト最適化に直結する
  • リリース後に不具合が発生した場合でも、翻訳・システムのどちらに起因するのか、責任の切り分けが不要 (責任範囲を一本化できる)
  • システム開発から翻訳までを一社で完結できるため、機密情報や重要なデータの外部漏洩リスクを低減できる

翻訳とシステム開発を一体型で進行することは、多言語対応における品質向上とプロジェクト全体の安定的な運用につながります。特に、グローバル展開やインバウンド対応に取り組む企業にとっては、リスクを抑えながら多言語対応を成功に導くための重要なポイントとなります。

多言語化で失敗しやすいポイント

ポイント

多言語対応のシステム開発は、一般的なシステム開発とは大きく異なる点が多くあります。作業工程の進め方を少し誤っただけでシステムの操作性やクオリティが低下し、手戻りが増えて想定外のコスト発生になるリスクもあります。ここでは、システムの多言語化で失敗しやすい代表的なパターンについて解説します。

翻訳とシステム開発を別会社に依頼するリスク

翻訳とシステム開発をそれぞれ別の会社に依頼して分業化することで、専門性を高められ、業務効率が良さそうに感じられます。

しかし、翻訳と開発を分けて進めることで、仕様伝達のミスや認識のズレが起こりやすくなり、手戻りが増えて作業工程が複雑になりがちです。その結果、翻訳のやり直しやシステムの実装・修正に手間がかかり、想定していた納期に遅れが生じる恐れもリスクがあります。

また、万が一リリース後に不具合やトラブルが発生した場合、「責任は翻訳会社にあるのか、それとも開発会社にあるのか」といった責任の所在が曖昧になりやすい点にも注意が必要です。

多言語を想定しない設計による手戻りで改修コストが膨らむ

多言語対応でよくある失敗の一つが、多言語化を想定せずに設計されたシステムに対して、後から多言語対応を追加するパターンです。このようなケースでは、開発後の工程で手戻りが増え、次のような問題が発生しやすくなります。

  • システムの主軸となるデータベースが多言語未対応のため、後工程で構造変更が発生しやすくなる
  • 翻訳先の言語によって文字数や行数に差が出てしまうため、レイアウト調整が難しくなる
  • UIやフォームの入力制限が特定の言語のみを前提とした仕様になっている

このようなケースでは実際の翻訳量は少なめであっても、翻訳のやり直しや追加の開発工程が発生し、結果的に改修コストが高額になりがちです。

一方、最初から多言語化を前提にシステムを設計しておくことで、言語の追加や文言修正にも柔軟に対応できるようになり、最小限の工数でスムーズに進行します。

多言語化による表示崩れを想定していない

多言語対応のシステム開発では翻訳後の表示崩れを防ぐための作業工程として、設計・テスト・検証が欠かせません。この工程を十分に行っていない場合、次のような問題が発生しやすくなります。

  • ボタン内に収まっていた文字が、翻訳後に文字数が増えてはみ出し、レイアウトが崩れる
  • 改行位置が不自然になり、文章が読みづらくなる
  • RTL言語(右から左に読む言語)に対応できず、画面全体の構成が崩れる
    (【例】アラビア語など)

このような問題は翻訳自体に起因するものではなく、システムの開発工程において多言語化を前提としたUI設計や検証が不十分であることが主な要因と考えられます。

機械翻訳の依存によるクオリティの低下

開発コストやスピードを重視して機械翻訳に依存すると、翻訳のクオリティが低下する要因となります。専門的な知識を必要としない文章であれば、機械翻訳でも十分な精度を確保できる場合があります。

一方、法律・医療・金融など専門性の高い業界向けシステムでは、機械翻訳のみの対応は難しく、注意が必要です。具体的には、次のような問題が起こりがちです。

  • 専門用語や業界特有の言い回しを正確に理解できない
  • 契約や法的表現のニュアンスを適切に反映できない
  • 国や地域ごとの文化や慣習を踏まえた表現ができず、不自然な訳文になる
  • 文脈や意図が伝わりにくくユーザーの混乱を招きやすい

このようなケースでは結果的に使いづらいシステムとなり、ユーザーの利用満足度や信頼性の低下につながる可能性があります。

このような理由から、特に専門性が求められる分野では機械翻訳に依存するのではなく、人の目による入念なチェック体制や、専門知識のある翻訳者との連携が必要不可欠となります。

運用・更新時の翻訳フローが整っておらず対応が遅れる

多言語対応のシステムは、開発フェーズだけでなく、リリース後の運用や更新の段階でも継続的に翻訳作業が発生します。そのため、運用・更新時の翻訳フローが十分に整備されていない場合、次のような問題が起こりやすくなります。

  • 追加したコンテンツや修正内容が翻訳されず、海外のユーザーに最新情報や有益な情報を発信できない
  • 翻訳会社にその都度依頼する必要があり、納期調整やスケジュール管理が複雑になりコストが増えやすい
  • 多言語サイト全体の更新や修正がスムーズに進まなくなり、運用フェーズの負担が増える
  • 公開後の追加修正や機能拡張のタイミングでさまざまな問題が表面化しやすい
    (【例】システムに新しく追加した機能の翻訳が反映されない・言語ごとの表示崩れが発生する・翻訳対応に時間がかかりリリース時期が遅れる など)

このようなリスクを未然に回避するためにも、運用・更新フェーズまで見据えた翻訳フローを整えておくことが重要です。

開発会社選びのチェックリスト(翻訳セット前提)

チェックリスト

多言語対応のシステム開発では、開発会社の選び方が成功の鍵を握ります。単に技術力が高いだけではなく、事業課題や目的を踏まえて「どんなシステムを導入したいのか」を正確に把握し、的確な要件定義ができるかどうかが重要です。

ここでは「翻訳セット」を前提に、多言語対応のシステム開発に強い会社を見極めるためのチェックポイントを整理して、わかりやすく解説します。

システム開発やECサイト構築で多言語対応の開発実績があるか

まずは、多言語対応のシステム開発やECサイト構築で、多言語対応の開発実績があるかチェックしましょう。ECサイトでグローバル展開を目指すのであれば、越境ECの実績が豊富な開発会社を選ぶことが重要です。

ただ「海外向けのECサイトやアプリを開発した経験がある」だけではなく、「どんなシステムをどの程度のレベルで多言語化したか」が重要ポイントです。そこで、以下の項目についてチェックしてみて下さい。

  • WebサービスやECサイトでのグローバル展開での実績
  • 多言語対応の表示テストや運用フローにも柔軟に対応できるか
  • 過去の開発事例で多言語対応があるか

翻訳サービスに特化している開発会社であれば、開発フェーズの初期の段階から翻訳と開発が連携されるケースが多いです。そのため、設計・構築の段階で文字数の上限や自然な表現を考慮することが可能です。その結果、リリース後の修正や手戻りによるコスト増を未然に防ぎ、海外のユーザーにも使いやすいシステムを提供できます。

翻訳サービスを自社で提供しているか

多言語対応のシステム開発では、翻訳サービスを自社で提供している開発会社を選ぶことが重要ポイントとなります。翻訳スピードや翻訳精度が開発プロジェクトの進行に大きく影響するため、翻訳体制の有無を必ず確認しましょう。

翻訳サービスに対応していない開発会社へ依頼した場合、翻訳作業を別の会社に依頼する必要があるため、完成までに長期化することがあります。その結果、作業工程が複雑化し、認識のズレや調整工数の増加によって、納期遅延やコスト増につながるケースも少なくありません。

その点、翻訳サービスを自社で提供している開発会社であれば、翻訳と開発を一体化したプロセスで進めることができます。システム仕様しっかり理解した上で翻訳できるため、文言修正やシステム仕様の変更にも柔軟な対応ができて、無駄な手戻りを防ぎやすくなります。

また、開発会社と翻訳会社の間に入る調整作業の手間を省き、担当者とのコミュニケーションも一本化できるため、プロジェクト全体をスムーズに進行できるのも大きなメリットです。

翻訳者とシステムエンジニアの連携体制があるか

多言語対応のシステム開発では、翻訳者とシステムエンジニアがワンチームとなり、密に連携できる体制が欠かせません。連携が不十分なまま進めると、翻訳によって生じる文字数の増減や表現の違いを、設計段階で十分に反映できません。

その結果、リリース後に表示崩れが発生し、画面レイアウトの再調整が必要となる場合があります。その結果、想定外の修正作業が増え、工数やコストが膨らんでしまうリスクがあります。

一方、翻訳サービスも手掛ける開発会社であれば、翻訳者とシステムエンジニアが同じプロジェクトチームとして深く関わり、設計・構築の初期段階から連携することができます。

システム仕様や画面構成を正しく理解した上で翻訳を行うことができるため、翻訳内容を前提とした設計調整がしやすく、開発工程全体をスムーズに進行できます。その結果、表示崩れや手戻りを防ぎ、操作しやすく、品質の高い多言語対応システムを実現できます。

ローカライズ・文化対応の知見があるか

多言語対応のシステム開発では、運営者用の管理画面やユーザー向け画面上で、国や地域の慣習や文化に配慮したローカライズ対応が求められます。ローカライズが不十分な場合、海外ユーザーに違和感を与えてしまい、満足度や信頼性の低下につながるリスクがあります。

一方、ローカライズ対応が可能な翻訳サービスに特化した開発会社であれば、ネイティブ翻訳者による自然な表現を活かし、国や地域の文化背景を踏まえた翻訳が可能です。違和感のない使いやすいシステムを提供できるため、サービス全体の信頼性向上にも直結します。

運用・保守まで見据えた対応ができるか

多言語対応のシステムは「公開して終わり」ではなく、公開後の運用・保守まで欠かさず対応することが重要です。リリース後に更新やセキュリティ対策が十分に行われていないと、操作性が悪くなることがあります。

さらに、古い情報が残り、翻訳漏れが発生するなど、さまざまなトラブルの原因となり、サービス全体の価値も大きく低下します。そのため、開発会社の選定を行う際は、以下のような点を事前にしっかり確認しましょう。

  • 中長期的な運用・保守サポートに対応しているか
  • 多言語システムの運用・保守実績があるか
  • 翻訳作業とシステム開発の運用フローが明確に整備されているか
  • 機能追加や修正と同時に翻訳対応できる体制があるか

翻訳と開発をセットで対応できる会社であれば、機能を追加した時の翻訳漏れや反映遅れを防ぎやすく、運用・保守にかかる負担を軽減できます。

多言語対応の費用相場と見積りの見方

見積もり

多言語対応のシステム開発を依頼する際に、「どのような作業にどの程度の費用がかかるのか」「多言語対応でどんな作業工程が追加されるのか」がわかりにくく、予算内で導入できるか不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

翻訳費用だけでなく、システム開発から運用までを含めたトータルコストと、各費用の内訳をしっかり把握することが重要です。ここでは多言語対応のシステム開発における費用相場と、見積書で必ず確認すべきチェックポイントを解説します。

多言語対応で発生する主な費用内訳

多言語対応では一般的なシステム開発費用に加えて、翻訳や運用など複数の工程で費用が発生します。翻訳費用や開発費用だけを重視すると、全体像を把握しづらくなるため注意が必要です。多言語対応で発生する主な費用内訳は、次の通りです。

翻訳費用言語数や翻訳量、翻訳の専門性に応じて発生する費用(ネイティブチェックを含む)

費用内訳 主な作業内容
設計費用 多言語対応を前提としたDB(データベース)設計・UI(ユーザーインターフェース)設計・
画面遷移設計 など
開発費用 言語切り替え機能の実装・管理画面/ユーザー向け画面の多言語対応・外部システムとの連携/調整
ローカライズ費用 単に正確に翻訳するだけでなく、国や地域の文化・慣習・商習慣に合わせて表現を最適化するための
調整費用
テスト・検証費用 言語別の表示確認・システムの動作確認・表示崩れのチェック
運用・保守費用 公開後の文言修正・更新作業・言語追加対応・保守サポート

翻訳費用が決まる主な要素と注意点

翻訳費用は文字数だけで決まるわけではなく、対応言語・専門性・納期など、さまざまな要素によって変動します。多言語対応のシステム開発では、これを事前にしっかり理解しておかないと、想定外の追加費用がかかることがあります。ここでは、翻訳費用がどのような要素で決まるのか、合わせて注意すべきポイントを解説します。

文字数・ワード数

多くの翻訳会社で採用されている一般的な算出方法で、原文または訳文の文字数・ワード数を基準に費用が決まります。

言語別

翻訳対象となる言語によって文字単価が異なります。英語や中国語などの主要言語と比べると、一部の国や地域でしか使われていないマイナー言語は、翻訳料金が高くなる傾向があります。

専門性の高さ・専門用語・業界用語

医療・法律など専門性の高い分野では、高い翻訳品質が求められるため、基本料金が高額になりがちで、追加費用が発生する場合があります。

納期

短納期や急ぎで翻訳を依頼する場合、通常料金に加えて割増料金が発生するケースがあります。

校正・ネイティブチェック・逆翻訳

翻訳後の校正やネイティブチェック、逆翻訳 (バックトランスレーション) は一定以上の品質を確保するために必要不可欠な工程であるため、別途費用がかかることがあります。

システム開発費用との関係性

多言語対応では、翻訳費用だけでなく、システム開発費用との関係性を理解しておくことが重要です。多言語対応を行うことで、システム開発費用にも次のような影響が出る可能性があります。

  • 多言語対応によって文言を管理するためのデータベース設計が複雑になりやすい
  • 翻訳対象となる言語数や翻訳量が増えることで、ユーザー向け画面や管理画面の調整が必要となり、作業工数が増加する
  • 翻訳後のレイアウト崩れを防ぐためのテストや調整が不可欠になる

多言語化を考慮せずに設計されたシステムの場合、後付けで対応すると改修範囲が拡大し、結果的に開発コストが増加することがあります。このような問題を未然に回避するためには、次のような対応を行うのが理想的です。

  • データベースやUIを多言語前提で設計することで、初期費用は増えても、運用・更新時のコストを抑えられる
  • 翻訳とシステム開発を並行して一体型で進めることで、スケジュールとコストの最適化が可能になる

見積書で必ず確認すべき重要ポイント

多言語対応のシステム開発で見積書を確認する際には、次のような点に注意します。

  • 【翻訳対象と文字数】どの範囲を翻訳するのか明確にされているか
  • 【翻訳対象となる言語ごとの単価】言語数や単価の内訳が具体的にわかりやすく示されているか
  • 【開発範囲】多言語対応の設計・実装・テスト・検証費用まで含まれているか
  • 【保守・運用費用】更新や追加コンテンツの翻訳費用、保守の具体的な対応内容や費用も合わせて確認
  • 【納期・リスク対応】各工程のスケジュール管理や手戻りが発生した場合の対応フローが明確か

翻訳一体型のシステム開発がコスト最適化につながる理由【補足】

多言語対応のシステム開発では、開発と翻訳を同時に進める「翻訳一体型のシステム開発」を採用することで、次のようなメリットが期待できます。

  • 【手戻りや修正コストの削減】
     文字数や表現の制約を初期設計段階から反映できるため、後工程での修正を最小限に抑えられる
  • 【納期の短縮】
     開発と翻訳を並行して進められるため、リリースまでの工程がスムーズになる
  • 【品質の維持】
     ネイティブ翻訳者が開発段階から関与することで、表示崩れやニュアンスの違いを防ぎやすい
  • 【運用コストの削減】
     公開後も翻訳と更新を一元管理でき、継続的な運用負担を軽減できる

特に、海外向けのグローバル展開を視野に入れたシステム開発では、「翻訳一体型開発」を採用することで中長期的なコストを抑え、高いクオリティを維持しやすくなります。

翻訳サービスも提供している開発会社であれば、翻訳を含めた開発プロジェクト全体の一元管理が可能です。そのため、費用と品質のバランス維持しながら、比較的短い納期で高品質なシステムを提供できるのが大きな強みです。

多言語対応のシステム開発会社おすすめ10選

グローバル展開やインバウンド対応を見据え、多言語対応のシステム開発を検討しているものの、「どの開発会社に依頼すべきか迷っている」という方も多いのではないでしょうか。

ここでは、多言語対応のシステム開発に強みを持ち、開発と翻訳を一体で提供できる会社を中心に、おすすめの開発会社を複数社ピックアップしました。各社の実績や特徴、強みやサポート内容を比較しながら、自社の目的やニーズに見合うビジネスパートナー選びにお役立て下さい。

株式会社ファーストネットジャパン【大阪・東京】

ファーストネットジャパン

公式サイト:https://www.1st-net.jp/lp/development/ 

大阪・東京のファーストネットジャパンは、システム開発をはじめ、アプリ開発・ECサイト構築・データベース構築まで幅広く手掛けています。翻訳事業も展開しているため、多言語対応のシステム開発にも強みを持っています。

経験豊富なシステムエンジニアとネイティブ翻訳者が連携し、高精度な翻訳とローカライズに対応しています。要件定義から設計・構築、リリース後の運用・保守まで一貫して対応することで、表示崩れや手戻りのリスクを最小限に抑え、グローバル展開を力強くサポートしています。

  • 開発と翻訳の一体化でクオリティの高い多言語対応を実現
  • 海外向けの多言語対応ECサイト構築・システム開発・アプリ開発まで幅広く対応
  • 創業25年以上の豊富な開発実績【全国対応】
会社名/サービス名 株式会社ファーストネットジャパン
所在地 大阪市中央区南久宝寺町1-7-10 シャンクレール南久宝寺201
東京都港区港南2-17-1 京王品川ビル2F C-40
設立年月 2004年12月
主なジャンル システム開発・スマホアプリ開発・AIシステム・ECサイト構築・データベース構築・ 保守管理 (システムメンテナンス・サポート)・Webサイト制作・Webマーケティング・
翻訳サービス

イニシエイト株式会社【名古屋】

イニシエイト

公式サイト:https://www.initiate-world.com/

イニシエイトは翻訳事業を手掛けて創業40年以上、名古屋市周辺の地域に根差した翻訳会社です。翻訳・通訳・ローカライズまで幅広く手掛ける一方で、Webサイト制作・システム開発・スマホアプリ開発の分野にも強みを持っています。

多言語対応のシステム開発では、長年培ってきた専門性の高い翻訳力を発揮し、設計・構築まで一貫対応してきた豊富な実績があります。海外ユーザーが直感的に操作できる画面設計や使いやすさを重視し、国・地域ごとの文化や慣習を踏まえた表現に配慮したシステム構築を得意としています。

  • 機械翻訳を使わずネイティブ翻訳者による高品質な翻訳でマイナー言語の多言語化にも対応
  • ソフトウェアや各種プログラムのローカライズに対応
  • グローバル展開を見据えた運用フローの設計にも柔軟に対応
会社名/サービス名 イニシエイト株式会社/Initiate Inc.
所在地 愛知県名古屋市中区錦二丁目15番19号
設立年月 2010年1月
主なジャンル Webサイト制作・システム開発・スマホアプリ開発・翻訳・通訳・プログラミング技術指導・
DTP・ネイティブによる言語指導

株式会社エクザム【京都】

エクザム

公式サイト:https://www.ekzm.co.jp/

エクザム (ekzm) は1964年の設立以来、京都市周辺の地域に密着し、50年以上に渡って多くの企業や団体を支えてきました。インターネット黎明期の1996年にWeb制作事業を開始してからは、時代の変化やニーズに応じて、システム開発・アプリ開発・多言語翻訳まで、着実に事業領域を拡大しています。ワードプレスなどのCMSの多言語対応にも注力し、英語・中国語など複数言語でのコンテンツ管理をサポートしています。

社内には、Googleアナリティクスや上級ウェブ解析士などのWebマーケティング関連資格、統計・情報処理分野の資格を持つ経験豊富なスタッフが在籍しています。 翻訳を考慮した万全な開発体制が整っており、多言語対応のシステム開発はもちろん、動画撮影やIT技術を活用したプロモーションまで、総合的なソリューションを提供できるのが強みです。

  • Web制作からアプリ開発・多言語対応・Webマーケティングまで幅広く網羅
  • システム開発・インフラ構築・運用・保守まで徹底した一貫体制
  • CMSの多言語対応で複数言語でのコンテンツ管理をサポート
会社名/サービス名 株式会社エクザム/ekzm
所在地 京都府京都市中京区西ノ京西中合町29 木下ビル
設立年月 1964年1月
主なジャンル Webシステム開発・Webサイト制作/運用支援/更新代行・レンタルサーバーサービス・
CMSの多言語対応導入支援・コンテンツ制作・多言語翻訳・セキュリティ対策・
MSP (サーバーの運用・監視・保守)・Webマーケティング・MAツール導入支援

株式会社ハーミッツ【横浜】

ハーミッツ

公式サイト:https://hermits.co.jp/

横浜市青葉区のハーミッツでは、「未来のソリューションを創出するグローバルチームの架け橋」をモットーに、システム開発事業を展開しています。業務効率や生産性を高める高機能な業務アプリから、顧客エンゲージメントの向上につながるアプリまで、企業のビジネスに革新と収益アップをもたらす最適なソリューションを提案できるのが、大きな強みです。

さらに、アメリカ・インド・イギリスなど海外でのシステム開発実績も豊富で、多言語対応やグローバル展開を前提としたシステム構築も得意としています。翻訳と開発を一体化したシステム開発や、国・地域ごとの文化や慣習を踏まえたローカライズ対応にも強みを持ち、海外向けWebサイト構築やアプリ開発も安心して依頼できます。

  • 多言語対応でグローバル展開を考慮したUI設計
  • 開発・リリース後の運用・更新フローまで包括的にサポート
  • 革新的なモバイルソリューションを提案
会社名/サービス名 株式会社ハーミッツ/HERMITS
所在地 神奈川県横浜市青葉区美しが丘1丁目13番地10 吉村ビル107号
設立年月 2017年12月
主なジャンル モバイルアプリ開発・業務システム開発・Webアプリ開発・クラウドサービス・
システムの多言語化対応

株式会社パブリックリレーションズ【札幌】

  パブリックリレーションズ

公式サイト:https://www.public.co.jp/

札幌市のパブリックリレーションズは、システム開発・アプリ開発・ソフトウェア開発まで幅広く手掛けている開発会社です。「ITを最大限に活用した業務効率化」をモットーに、ネットショップ構築や業務系システム開発など、数多くの実績を積み上げてきました。

多言語対応のシステム開発にも注力しており、代表的な開発事例としてクラウド型POSレジ「ぴっぴ」があります。消費税の軽減税率への対応や売上集計、外国人向けの免税書類作成、多言語表示までを1台のPOSレジでカバーできるのが特長です。

POSレジ機能に加えてテーブルオーダーや顧客管理機能にも対応しており、特定の業種に限定されることなく、幅広い目的・用途で活用できる高品質な自社開発システムです。

  • 多言語対応のPOSレジシステムを自社開発
  • 北海道の地域に根差して創業35年以上
  • モットーは「ITを最大限に活用した業務効率化とプラスαのサービス提供」
会社名/サービス名 株式会社パブリックリレーションズ/Public Relations
所在地 北海道札幌市中央区南7条西1-13 弘安ビル5階
設立年月 1989年4月
主なジャンル Webシステム開発・業務システム開発・アプリ開発・ソフトウェア開発・ITソリューション・
アウトソーシング事業

パールナレッジ株式会社【仙台】

パールナレッジ

公式サイト:https://pearlknowledge.jp/

仙台市のパールナレッジは2003年5月に創業し、2020年4月に法人化されました。ソフトウェア開発から技術者派遣、多言語対応のシステム開発まで幅広く網羅しています。特に近年はインバウンド需要の拡大を背景に、一般的なDX(デジタルトランスフォーメーション)に加え、多言語DXの取り組みにも注力しています。

具体的な開発事例では、AIを活用した多言語サイト構築や、英語を母国語とするユーザーの好みや利用傾向に合わせた予約システムの開発などがあります。さらに、特別な機材を使わずに、食券番号の呼び出しを日本語・中国語・英語の自動音声で行えるスマホアプリも開発しました。

Webマーケティングにも精通しており、英語SEOを活用した集客力強化にも対応可能です。英語圏でのグローバル展開を目指す企業にとって、心強いパートナーとなる存在です。

  • インターネット黎明期からAI開発まで幅広いニーズに対応できるシステムを提供
  • 時代の変化を捉えた柔軟な発想力と確かな技術力で利益最大化に貢献
  • 多言語DXに強みを持ち、AI活用によるサイト構築や予約システムの開発実績が豊富
会社名/サービス名 パールナレッジ株式会社
所在地 宮城県仙台市宮城野区榴ヶ岡108-10-702
設立年月 2020年4月
主なジャンル ソフトウェア開発・システム技術サービス・IT技術研修・技術者派遣・UI/UXデザイン・
デジタルマーケティング・多言語DX

株式会社マルコネクト【福岡】

マルコネクト

公式サイト:https://mul-connect.com/

マルコネクト (Mul-Connect) は福岡市中央区にあるシステム開発会社です。2019年10月の設立以来、「多言語化で言葉の壁をなくし、つながる世界」をモットーに、多言語対応の越境ECサイト構築やEC支援に注力してきました。

具体的な事例では、シンガポール・台湾・マレーシア・ベトナム・タイなど、アジア圏をターゲットとした化粧品・健康食品・ヘルスケア商品を扱う越境ECサイト構築の支援実績があります。

単に見栄えの良いECサイトを制作するだけでなく、国や地域ごとの需要を見極めるための市場調査や、マーケティング戦略の立案にも力を入れています。サイト構築からプロモーション、公開後の運用・保守までをワンストップで対応できるのもマルコネクトの強みです。

  • メジャー言語からマイナー言語まで最大91言語の多言語化に対応
  • 観光からビジネスまで幅広いシーンで使える音声翻訳アプリを自社開発
  • 越境EC(海外ECモール)サイト構築の実績が豊富
会社名/サービス名 株式会社マルコネクト/Mul-Connect
所在地 福岡市中央区大名2-6-11
設立年月 2019年10月
主なジャンル システム開発・越境EC支援事業・ECサイト構築・マーケティング・SNS運用・Web翻訳・
音声翻訳事業・化粧品通販事業

株式会社ティーイーエス【福岡】

ティーイーエス

公式サイト:https://www.f-tes.com/

ティーイーエスは福岡市早良区に本拠地を置き、中央区にも事業拠点を構えています。 2015年の設立以来、Webサイト制作やITコンサルティングをはじめ、多言語対応のシステム開発やアプリ開発にも特化してきました。

グローバル展開を目指す店舗向けに、低コストかつハイクオリティなアプリを提供しています。クーポン発行やチャット機能、スタンプカード、お知らせ機能など、店舗の集客力向上につながる便利な機能を搭載しています。

管理画面には翻訳機能が組み込まれており、アプリ内の文章もシンプルな操作で多言語化が可能です。正確で読みやすい表示に対応しているため、海外ユーザーからも好評価を得ています。

多言語対応システムのリリース後も、運用・保守などのアフターフォローが充実しています。さらに、SNS運用やセールスディレクションにも強みを持ち、集客施策から売上向上までトータルサポートします。

  • モットーは「確実な利益を生み出すビジネスの仕組みを構築」
  • 低コストでハイクオリティな店舗向けアプリを提供
  • 丁寧なITコンサルティングで集客と売上増加を全力支援
会社名/サービス名 株式会社ティーイーエス/TES
所在地 福岡市早良区小田部1-29-42
設立年月 2015年5月
主なジャンル ITコンサルティング・Webサイト制作・アプリ開発・システム開発・各種イベント企画・
広告代理店業務・SNSマーケティング

インクレイブ株式会社【仙台】

インクレイブ

公式サイト:https://incrave.co.jp/

インクレイブ (INCRAVE) の社名は、英語で「革新」を意味する「イノベーション(innovation)」と、「強く求める・必要とする」という意味を持つ「クレイブ(crave)」が組み合わさった造語です。1997年の設立以来、「企業やお店に必要とされるITサービスの提供」をモットーに、Webサイト制作・システム開発事業を主軸にIT事業を展開してきました。

さらに、近年はグローバル展開を目指す企業向けに、多言語対応のアプリ・システム開発や越境ECサイト構築にも注力し、着実に実績を積み重ねています。具体的な事例として、工業系企業向けに保守点検管理システムの多言語版を提供し、リリース後の運用・保守まで丁寧にアフターフォローを行っています。

  • モットーは「企業やお店に必要とされるITサービスを提供」
  • 多言語対応のシステム開発や越境ECサイト構築の実績が豊富
  • リリース後の運用・更新フローまで見据えた開発体制
会社名/サービス名 インクレイブ株式会社/INCRAVE
所在地 宮城県仙台市青葉区大町2-10-14 TAKAYUパークサイドビル5階
設立年月 1997年10月
主なジャンル Webサイト制作・Webシステム開発・アプリ開発・サーバー/ネットワーク構築・
クラウドホスティング

アラヤサッポロ株式会社【札幌】

アラヤサッポロ

公式サイト:https://www.alasa.co.jp/

札幌市のアラヤサッポロは、デザイン・システム開発・コンサルティング・言語ソリューション専門の会社です。翻訳事業では英語・中国語などの主要言語をはじめ、アジア・欧米・中近東など、メジャー言語からマイナー言語まで幅広い多言語対応が可能です。

システム開発の分野では、eラーニング開発やCMS導入支援などを幅広く手掛けており、要件に応じて多言語化にも柔軟に対応しています。また、家電製品や情報機器の画面に表示されるメッセージ文言やボタン表示の翻訳では、40言語以上に対応可能です。

表示領域やUI仕様を考慮した翻訳を行うことで、不自然な表現や誤訳を抑え、表示崩れのリスクを低減します。翻訳と開発の各工程をひとつひとつ丁寧に進めることで、安定した高い品質を維持しています。

  • メジャー言語からマイナー言語まで40言語以上の翻訳に対応
  • 表示領域に合わせた簡潔でわかりやすい表現でUIの表示崩れを防止
  • 多言語UIを含めたトータルソリューションを提供
会社名/サービス名 アラヤサッポロ株式会社/ALASA
所在地 北海道札幌市中央区北1条西4丁目2-2 札幌ノースプラザビル9F
設立年月 2011年6月
主なジャンル システム開発・e-learning開発・翻訳・通訳・ローカライズ・Webサイト制作・
コンテンツ制作 (パンフレット・カタログ・映像)ブランディング・マーケティング・
セミナー企画・異文化間コミュニケーション支援事業・多言語UIコンサルティング

依頼〜公開までの進め方(最短で品質を落とさない)

ステップ

多言語対応のシステム開発では「先に開発してから翻訳を追加する」のではなく、要件定義の段階から翻訳を前提にセットで進めることが基本的な考え方です。翻訳を含めた作業工程を考慮し、開発プロジェクトのスケジュールを綿密に設計することで、表示崩れや手戻りのリスクを抑え、クオリティの高いシステムを実現できます。

ここでは、多言語対応の依頼から公開までの開発フェーズを最短で品質を落とさずに進めるための流れをわかりやすく解説します。

多言語対応を前提にした要件整理から始める

多言語対応のシステム開発を成功させるための第一歩となるのが、要件定義です。対応言語やユーザー層、翻訳対象となるコンテンツをあらかじめ明確にしておくことで、開発フェーズでの設計・構築に関わる手戻りを防ぐことができます。

要件定義の段階から多言語対応を前提に取り組み、以下の項目について整理しておきましょう。

  • 対応言語数 (リリース後に追加予定の言語も含めて整理する)
  • 多言語化する画面・機能の範囲 (全画面対応か一部画面のみ対応か)
  • 運用時の更新頻度や翻訳フローの方針

翻訳を考慮したシステム設計・画面設計を行う

次に、翻訳を考慮した上でシステム設計や画面設計を行います。翻訳を前提とした設計をしておくことで修正や手戻りを防ぎ、ユーザーがストレスなく快適に使える環境を整えることができます。具体的には次のようなポイントを重視します。

  • 各言語の文字数の増減を想定してレイアウト崩れを防ぐ設計
  • 翻訳作業や更新がしやすいデータ管理・構造を採用
  • 特殊文字や右から左へ表示する言語(RTL)への対応
  • 管理画面上で翻訳文言を編集・更新できる仕組みの整備

開発と翻訳を並行して進める体制を整える

多言語対応では、システム開発と翻訳を並行して進める体制を整えておくことが欠かせません。それぞれを別の工程で進めると翻訳作業が後回しにされがちです。その結果、テスト・検証段階でレイアウト崩れが発生したり、翻訳のやり直しやプログラム修正に余計な時間と工数がかかる原因となります。

開発と翻訳を並行して進める際には、以下の点を重視します。

  • 開発と翻訳のスケジュールを連動させて同時に進めるための万全な体制を整える
  • 画面や機能ごとに翻訳対象の文言を早めに確定して順次翻訳作業に着手する
  • プロジェクト管理ツールを活用して開発・翻訳チーム双方の進捗状況を可視化・共有する

多言語表示や動作確認のテストを入念に行う

翻訳を含めた開発フェーズがひと通り完了したら、リリース前に多言語表示や機能動作のテスト・検証を入念に行います。リリース後に動作不具合や翻訳ミス、レイアウト崩れが発生すると、操作性の低下やユーザーの信頼性低下につながるため、事前の確認が欠かせません。

テスト・検証では、以下の項目を重点的にチェックします。不具合が見つかった場合は速やかに修正を行い、再度テスト・検証を行います。

  • 各言語で文字切れやレイアウト崩れが発生していないか、画面表示を丁寧に確認する
  • ボタンの操作や画面遷移など、実際の運用を想定して機能が正常に動作するかテストする
  • 不具合や表示崩れが発見された場合に、修正・再確認までスムーズに行う手順を決めておく
  • 不自然な表現や誤訳がないか入念にチェックする

公開後の運用・更新を見据えた翻訳フローを整える

多言語対応では、公開後の運用や更新時における翻訳フローの整備も重要です。コンテンツの追加や修正を迅速に反映できる体制を整えておくことで、情報提供の遅れを未然に防ぎ、安定した運用を維持できます。公開後の運用・更新を見据えた翻訳フローでは、以下の内容に注力します。

  • 更新や追加コンテンツの翻訳フローを事前に設計
  • 翻訳作業の進行状況を一元管理して開発・翻訳チームで情報を共有する
  • 定期的に画面表示や翻訳文言を確認し、表記ゆれや意味のズレを防ぐ

翻訳一体型で進めると流れがスムーズになる理由【補足】

「開発・翻訳一体型」の進め方では、開発と翻訳が初期段階から連携するため、工程全体がスムーズに進みやすくなります。その結果、作業の無駄や認識の行き違いが減り、開発プロジェクトを円滑に進行できます。具体的には、次のようなメリットがあります。

  • システム設計の段階から文字数や表現の制約を反映させることができる
  • 手戻り・修正にかかる労力やコストを最小限に抑えられる
  • 公開後の運用・更新も一元管理が可能で業務効率が向上する

翻訳サービスに対応している開発会社であれば、翻訳チームが開発プロジェクトに継続的に関わることができるため、要件定義からリリースまでの工程をスムーズに進められます。その結果、品質向上と作業効率の改善に直結するため、効果的な手法であると言えます。

まとめ

この記事では、多言語対応のシステム開発でおすすめの会社を複数社厳選し、各社の強みや実績を中心に紹介しました。費用相場と見積もりのチェックポイントや、開発の進め方、失敗しない開発会社の選び方も解説し、グローバル展開やインバウンド対応に取り組む企業向けに役立つ内容となっています。

多言語対応のシステム開発では「単なる翻訳」とは大きく異なり、設計・構築・開発・運用までの工程を含めた総合的な対応が必要となります。開発会社選びでは、翻訳者と開発チームとの連携体制を事前に確認し、多言語対応の実績が豊富で、リリース後の保守サポートも充実した会社を選ぶことがプロジェクト成功の鍵となります。

多言語対応のシステム開発で、このようなお困りごとを抱えてはいませんか?

  • 開発と翻訳を別々の会社に依頼した結果、想定外のコストが発生し、「手戻り」が増えてしまった
  • 言語を切り替えた際に画面の表示が崩れ、操作しづらくなっている
    (日本語での使用を前提としたUI設計のままで多言語化されていた)
  • 見積りの内訳や翻訳費用の料金体系が複雑で、具体的な内容がわかりにくい
  • 通常のシステム開発に多言語対応が加わることで開発工程がどう変わるのか、担当者に聞いても説明がわかりづらい

多言語対応のシステム開発でお悩みの方は、翻訳サービス一体型の開発会社に相談してみることをおすすめします。

大阪・東京のファーストネットジャパンでは、システム開発・Webサイト制作・翻訳サービスまで幅広く手掛けており、豊富な開発・翻訳実績があります。

開発目的・用途・ターゲット層・必要な機能について、丁寧なヒアリングで対応し、翻訳を前提とした設計・構築を行っています。システム開発と翻訳サービスをワンセットで提供することで、操作性やデザイン性はもちろん、翻訳精度にも配慮した高品質な成果物を実現します。

要件定義から開発、公開後の運用・保守まで一貫してサポートしていますので、多言語対応が初めての方でも安心してご相談いただけます。インバウンド対応やグローバル展開を検討中の方、他社からのお乗り換えを考えている方も、まずはお気軽にメールフォームよりお問い合わせ下さい。

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この記事の監修者

代表 齊藤

齊藤 真也

株式会社ファーストネットジャパン 代表取締役

1998 年創業時からアプリ開発・Web マーケティング・フルリモート SES・ホームページ制作・翻訳・グラフィックデザインなど幅広い IT/クリエイティブ領域を手がけ、2,000 件超のプロジェクトを統括。高松市出身。「圧倒的努力」を座右の銘に、技術とデザインの両面でクライアントの課題解決を支援してきました。
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