
Photoshop for iPadを検証。使い方など基本情報を解説 ~ペンツールは使える?〜
公開日:2020年6月10日/最終更新日:2021年2月20日iPad版Adobe Photoshopが昨年リリースされましたね。
今回の記事では、iPad版Adobe PhotoshopはWEBデザイン制作業務で使えるのかを検証していきます。
個人的に使ってみたい機能はパスを使って写真を切り抜くペンツールです。
以前ApplePencilを購入したのですがあまり使う機会がないので、iPad版Adobe Photoshopを使うのに役立つツールになればと思います。
目次
iPad版 Adobe Photoshopを入手
iPad版 Adobe Photoshopアプリを下記のApple Storeからダウンロード、インストールします。
https://apps.apple.com/jp/app/adobe-photoshop/id1457771281
インストール後アプリを開き、Adobe IDを入力します。
iPad版 Adobe PhotoshopはAdobe Creative Cloudのサブスクリプションの一部に含まれています。
Adobe Creative Cloudに加入していない方は30日の無料トライアルでお試しできます。
iPad版 Adobe Photoshopを検証
パソコンで制作したWEBデザインデータ(PSDファイル)をiPadに送り、検証していきます。
iPad版 Adobe Photoshopの編集画面のUIはシンプルです。
作業スペースをできるだけ広く使えるように、メニューやツールはできるだけコンパクトに設計されているようですね。
実際に作業してみた結果、iPad版Photoshopはできないことが多く、不便だなと思いました。
まずはできることから詳しく上げていきます。
できること
・テキストの変更、修正
Bluetoothのキーボードがあると便利ですが、なくても入力可能です。
・写真の差し替え
・オブジェクトの移動、拡大縮小
※ただし、写真を拡大縮小するとバグが起こりました。写真を移動させても画面が変化しないというものです。
ですが、記録上では移動しているようです。一度アプリを終了すると、このバグは消えました。
今回使用したiPadが旧モデルの第六世代で、容量が32GBというスペックのせいかもしれません。
・手のひらツール
左にあるツールメニューを何も選択しない状態だと手のひらツールになります。
・全体表示と100%表示切り替え
中央上部のファイル名の隣にある%数値をダブルクリックすると、全体表示と100%表示が切り替わります。
・Cloud保存
Adobe Creative Cloud上に保存されるため、パソコンで編集できます。同一のAdobe IDで連携したPhotoshopを立ち上げ、”最近使用したファイルから開く”からファイルを開くことができます。
次に、使いにくいと感じた部分や、未対応の機能などについて詳しく上げていきます。
不満点
・レイヤーを選択してからではないとオブジェクトを選択できない。
・PhotoshopをWEBデザイン作成で使用する際に必須の機能が、iPad版では未対応のものが多い。
例えば、レイヤープロパティ、スマートオブジェクト、長方形などシェイプツール、ペンツール、ショートカットキー、etc…
・頻繁に落ちる。
スペックの低いiPadでもサクサク動いてくれてはいるのですが、前触れなくアプリが終了してしまいます。
iPad proなどのハイスペックデバイスならこの問題点はクリアかも?
総評
検証の結果、現状のiPad版 Adobe Photoshopは出先でのちょっとした修正(テキスト、画像差し替え)での使用なら、なんとか使える……というレベルでした。
残念ながら、WEBデザインをする際にメインで使うことはまだできません。
今後のAdobeのアップデートに期待することにしましょう。
上図は今後Adobeで準備中の機能です。これらの機能が使えるようになれば、だいぶ使い勝手がよくなるのではないでしょうか?
iPadでペンツールを使えるアプリ Vectornator X
現状のiPad版Photoshopにはペンツールは、残念ながらまだ準備中のようです。
そこで、iPadでペンツールを使えるアプリがないかと探したところ、Affinity DesignerとVectornator Xというアプリを発見しました。
Vectornator Xは無料(2020年6月現在)なので、インストールして実際に使ってみました。下記のURLからAppleStoreにアクセスしてダウンロード、インストールできます。
https://apps.apple.com/jp/app/vectornator-x/id1219074514
Vectornator XのUIもシンプルでコンパクトな作りになっていますね。iPadはパソコンよりも画面が小さいので、できるだけ作業領域を広くする工夫がiPad版Photoshop、Vectornator Xに共通しているようです。
個人差はあると思いますが、私はVectornator Xのペンツールは使いやすいと感じました。以前、Wacomのペンタブレット(板タブ)でペンツールを操作していたのですが、マウスを使った作業よりも使用感はそちらに似ています。IllustratorやPhotoshopと同じショートカットキー(ハンドルの片方だけを動かす場合はoptionを押しながら操作するなど)が使えることもポイントです。
IllustratorやPhotoshopと操作が違う点もあります。ハンドルのオンオフはスムーズポイントをダブルクリック、などです。
マウスで長時間パスを切っていると手が疲れてきますよね。そういったときにこのVectornator Xを使用してみるのはどうでしょうか?
また、Vectornator Xでの作業後は拡張子を.aiとして書き出し可能です。
iPadからパソコンへデータを送ってIllustratorで開いてみたところ、vectornator Xで引いたパスはしっかり保存されており、Illustrator上でも編集することができます。
ちなみに、今回の記事の表紙画像のApplePencilは、Vectornator Xのペンツールを使って写真を切り抜いたものを使っています。
まとめ
iPad版Adobe Photoshopはまだ開発途中(2020年6月現在)で、WEBデザイン制作で使用可能な場面はかなり限られている、ということが今回の検証でわかりました。
Adobeの開発が進展を待つしかないのが現状ですが、どうしてもiPadを使って作業したい場合は、Vectornator Xのような代替機能を持つアプリを使うのがベターだと思います。
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