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仮想サーバー(クラウド・VPS)導入前に知っておきたい長所・短所・選び方・おすすめ業者3選

公開日:2020年12月9日/最終更新日:2021年5月14日

仮想サーバーの導入を検討しているものの、いざ始めるとなるとその中身がよくわからず、戸惑ってはいませんか?
ここ数年の間に社内のコスト削減や効率の向上を図るために、仮想サーバーを導入する企業や事業所も増えてきました。
そこで、この記事では仮想サーバーとは何か・メリット・デメリット・上手な選び方・おすすめの仮想サーバーについて詳しく解説していきます。

仮想サーバー

 

仮想サーバーの基礎知識

そもそも仮想サーバーとは

仮想サーバーとはバーチャルサーバーとも言い、1台のサーバー上において複数のOS(オペレーションシステム)を稼働させることによって、複数のサーバーとみなして動かす仕組みのことを指します。
サーバー(server)とは、簡潔に言えばネットワーク上におけるサービスを提供する側のことを指します。サーバー側から提供されたデータを利用する側のことをクライアントといった呼び方をすることもあります。

インターネットをしていてホームページを閲覧するためには、Googleなどの検索サイトでキーワードを入力する方法や、URLを直接手で入力する方法があります。
インターネット上の住所であるIPアドレスがサーバー側で監理されており、これから閲覧するホームページのアドレスについて表示を要求するといった仕組みです。

仮想サーバーの種類

仮想サーバーは、おもにクラウドサーバーとVPS、この2つの種類があります。
それぞれの特徴の違いを見ていきます。

クラウドサーバー

今では「クラウド」という言葉を日常的に目に耳にするようになりました。「クラウド」(cloud) とは英語で「雲」を意味する単語、ネット上でのクラウドサービスはまさに「雲の上の存在」イメージしておくとわかりやすいです。
とくにソフトウェアなどがなくても、インターネットを介して利用できるサービスを本当に必要な時に必要な分だけ利用できるのは、クラウドシステムによるものです。特定のデータやアプリケーションは、パソコン上ではなく、インターネットを介したクラウド上に存在しているというわけです。
クラウドについて身近な例を挙げると、Googleドライブがあります。
スマホ・タブレット・PCからフォルダやファイル保存・管理・共有・編集作業が可能です。

ちなみにクラウドサーバーとは、読んで字の如くクラウド環境から作られた仮想サーバーのことを指し、インターネットを介して利用ができるサービスの一種です。
クラウドサーバーなどのクラウドシステムを利用するには、インターネット接続環境と専用のアカウントなどが用意できていれば、時間や場所を問わずアクセスすることが可能です。
クラウドサーバーを利用する場合は、サーバー内に保存・管理されたデータについて複数名での共有・編集などの作業が可能となります。

VPS

VPSとは英語で「virtual private server」(バーチャル・プライベート・サーバー) の頭文字、直訳すると「仮想上に存在するプライベート(個人的)なサーバー」です。
VPSのユーザーひとりひとりに適した通信環境が、あらかじめ仮想上に構築された状態で利用することができます。
通常のレンタルサーバーとコストについてホストOSと比較すると、VPSの方がやや高めではありますが、1ユーザーあたりのメモリ・CPUなどのスペックが高く、カスタマイズの自由度が高いのが大きなメリットです。
他のユーザーとの通信上の環境が完全分割されているため、仮にアクセスが集中した場合でも影響を受けにくく、お互いに干渉し合うといったリスクもありません。
ただし、ユーザーごとに仮想サーバーが必要となるため、メンテナンスも1ユーザーごとに行う必要があります。

仮想サーバー2つのタイプ・手法

仮想サーバーには、おもにハイパーバイザー型とホストOS型の2つのタイプ・手法があります。
それぞれの特徴の違いは下記の通りです。

ハイパーバイザー型とは?

単純に処理速度で比較すると、ホストOS型の仮想サーバーよりは、ハイパーバイザー型の方がスピーディーです。ハードディスクに専用の仮想化ソフトをインストールして、アプリやゲストOSを動作させるというメカニズムです。
ハイパーバイザー型のことをベアメタル型と呼ぶこともあります。

ホストOS型とは?

ホストOS型の場合は、ハードディスクに直接インストールするタイプのハイパーバイザー型とは違い、基本的にソフトウェアを土台とし、既存のOSに新たに専用のソフトを導入することによって、仮想サーバーが構築される仕組みです。
ホストOS経由で仮想サーバーにアクセスする仕組みになっているため、OSの運用状況によっては処理速度が遅くなるケースもあります。

仮想サーバーの3つのおすすめポイント

クラウド

省スペース効果が期待できる

仮想サーバーを導入することにより、サーバーラック (server rack) などのサーバー設置用のスペースを取る必要がなくなります。
そのため、省スペース効果が期待できるのも仮想サーバーならではの強みです。

余分なコストを削減

2010年頃から仮想サーバーを活用したコスト削減に向けて、導入する企業が少しずつ増えてきました。「サーバーの仮想化はコスト削減対策としては当然」という見解を示す企業もありますが、今後導入する予定のない企業もあり、賛否両論といったところです。

仮想サーバーを導入しない場合は、ハードウェアやサーバーを必要な分だけ別途用意する必要が出てくるので、それなりに経費がかかってしまいます。
仮想サーバーを導入することによって、コンピュータが1台あれば複数のOSを使うことができます。サーバーマシンを複数台用意する必要もなく、うまく使いこなせば管理コスト・保守コスト・拡張コストなどの余分な経費を削減する効果が期待されます。

一時的な実験・試験として使うことも可能

試験的・実験的な観点から仮想サーバーを使用することももちろん可能です。
とりあえず仮想サーバーを1度試験的に導入してみて、なにかトラブルや問題個所があれば、元に戻せば済むことです。
なお、一時的に仮想サーバーを導入する場合は、年間契約ではなく月額料金でその都度払いにしておくと無難です。

仮想サーバーのデメリット

仮想サーバーを導入することでコスト削減や省スペースなど多彩なメリットが期待される反面、いくつかのデメリットもあります。

セキュリティ対策が必要

仮想サーバーの運用を行うにあたり、セキュリティに関するリスクをともなう可能性についても十分に考慮すべきです。
仮想サーバーの場合は、仮想ハイパーバイザーに関するセキュリティ対策が別途必要となってきます。複数の仮想サーバーが運用されることによって、ウィルスが侵入するリスクも高まります。
セキュリティをより強化するには、IPSなどの侵入防止システムを導入するなど、徹底した対策が求められます。物理サーバーと仮想サーバーとは、はシステム構築の面でも大きな違いがありますので、その点をきちんと理解しておく必要があります。

仮想サーバーに関する知識が必要

仮想サーバーを導入するにあたり、ある程度の専門的な知識が求められます。
物理サーバーについて知識が豊富な人でも、仮想サーバーとは仕組みがまったく異なるため、すぐにわかりづらい面もあります。
たとえば、企業内で仮想サーバーを初めて導入する場合、専門的な知識を持つ人がいなければ、導入・運用までに長い時間と大きな労力がかかってしまうこともあります。
仮想サーバーに関する専門的な知識のある人に、導入・運用・管理についてアドバイスしてもらうなどの対策が必須となります。

物理サーバーよりも性能が低下する可能性も

仮想サーバーの方が高性能というイメージが定着していますが、仮想サーバーのCPUやメモリなどのスペックの状況によっては、リソースの確保が不十分となり、性能がかえって低下し、結果的に逆効果となる可能性もあります。
このような失敗を防ぐためにも、仮想サーバーを導入する前にスペックについてきちんと把握した上で、試験的な運用期間を設けて性能レベルを入念にチェックするなどの措置が必要があります。

思っていたよりもコストがかかる

仮想サーバーを導入することでコスト削減効果が期待される反面、実は意外とコストダウンが実現できていないケースも珍しくありません。
単にコスト削減対策として仮想サーバーを導入するのではなく、明確な目的・目標を持って導入・運営については慎重に検討すべきです。

仮想サーバーの選び方・比較すべき5つのポイント

セキュリティ

サポート体制の充実

仮想サーバーを初めて導入する場合は、まだ知識が完璧なものではなく、実際に使ってみないとわからない部分も沢山出てきます。
仮想サーバーの導入・運営を行う上で、困り事や小さなつまずきが生じることも少なくありません。その時に必要となるのが、仮想サーバーを提供する側のサポート体制です。
電話・メール・チャットなどのサポート体制が充実していれば、いざという時にも安心です。
ただし、受付時間が制限されている場合もありますので、緊急時にも対応してもらえるように、24時間365日体制でのサポートがあれば理想的です。

SLA保証

中には、SLAによる保証制度付きの仮想サーバーもあります。
SLAとは英語で「Service Level Agreement」の頭文字を取った呼び方で、サービス品質保証制度のことです。
仮想サーバーに適用されるSLAとは、サーバー稼働率の水準をクリアできない場合に料金が返金される保証制度のことを指します。
なお、サーバー稼働率とは「サーバーが正常な状態で稼働する割合」のことを指します。
仮想サーバーやレンタルサーバーを選択する際に、サーバー稼働率の高さを重視するのは当然です。サーバー稼働率が低い場合は、サーバーダウンを引き起こす可能性が高くなります。

スペックを比較

仮想サーバーを上手に選ぶポイントのひとつとして、スペックを重視する必要があります。
仮想サーバー導入する場合、より高性能なスペックが必須となるため、メモリとCPUについて要確認です。

仮に低スペックのサーバー上で、複数もの仮想サーバーを動作させた場合、メモリ不足になったり、CPUの性能が低いようでは処理速度や作業効率にも著しく影響を及ぼす可能性が高いです。

トライアル期間の有無

レンタルサーバーを利用する際に無料お試し期間サービスがありますが、もちろん仮想サーバーにも同様のサービスがあります。
仮想サーバーを実際に使ってみなければ、使い勝手の良さがわかりません。とくに企業内で仮想サーバーを導入する場合は、入念なテストを繰り返して行う必要が出てきます。そのため、お試し期間はできるだけ長い方がベストです。
中には、「お試し期間なし」の仮想サーバー業者もありますので、契約前に入念にチェックしましょう。

コストで比較

仮想サーバー契約前にもっとも気になるのが利用料金です。
月々の利用料金は、サーバーがハイスペックになるほど高くなります。
初めて導入する際には、月額料金と合わせて初期費用が別途必要となる場合があります。
また、契約のパターンもいくつかのタイプがあり、毎月支払うタイプや半年ごと、1年毎にまとめて支払うプランもあります。
その都度支払うよりは、年間契約の方が1か月あたりの利用料金は安くはなりますが、万が一、途中で解約する可能性も踏まえた上で、低コストで運用できるように慎重に選択する必要があります。

おすすめの仮想サーバー3選

安全性・コスト・機能性など、サービス品質に優れた仮想サーバー業者を厳選して3社ご紹介しましょう。

Pro-Web

仮想サーバー初心者から経験者まで、どのレベルにも最適なのが「Pro-Web」です。
セキュリティ対策など安全性の高さ・強い基盤・処理速度のスピーディーさには定評があります。
セキュリティ面ではPro-Web 独自の24時間年中無休の監視体制により、AIによる攻撃など外部からの不正アクセスを防止します。
SSL認証サービス導入により、ウェブサイトの閲覧者にも安全と安心を提供しています。
仮想サーバーとしての基盤もしっかりしており、10Gbpsで構成された仮想基盤により、処理速度もスピーディー・スムーズです。
Plesk (仮想サーバーの管理画面) も見やすく、サイト運営に必要不可欠となる基本的なファンクションも用意されているので、初心者にもスムーズな操作性です。
初心者向けに最適なライトプランの月額費用は10000円、キャンペーン期間中は初期費用は無料です。ディスク容量は20GB、CPUは2v CPU、メモリは2GBです。

https://cspw.jp/pages/

さくらのVPS

仮想サーバーのレンタルサービスをスタートしてから2020年時点で10周年を迎えた「さくらのVPS」では、2週間の無料おためし期間が設けられています。
512MB・1G・2G・4Gの4種類のプランが用意されており、初期費用はいずれも無料です。
512MBプランの料金は月額585円から、CPUは仮想1Core、SSDは25GMです。
1Gプランの場合、月額800円からでCPUは仮想2Core、SSNは50GBまで拡大されます。
さらに2Gプランでは、CPUが仮想3Core、SSDは100GB、4Gプランは月額3200円から、CPUは仮想4Core、SSDは200GBの大容量です。
4種類のすべてのプランにSSDが搭載されているのも大きな魅力です。
さくらのVPSのおすすめポイントは、パッケージインストールの自動実行機能や、通常では難しい操作もワンクリックで完結するスケールアップ機能など多彩です。

https://vps.sakura.ad.jp/

WebArena Indigo VPS

「WebArena Indigo VPS」の仮想サーバーには、Windows用・Linux用のプランがそれぞれ用意されています。Windows用には全部で6種類のプランが設けられており、最安値の月額825円のプランの内容はメモリ1GB・CPUは2vCPU・SSDは50GB、NW上限は100Mbpsです。
無料お試し期間はありませんが、どのプランを選択しても初期費用はかかりません。
WebArena Indigo VPS独自のサービスとして、マイクロソフト社による認定取得により、契約中のOffice365のライセンスがある場合は、もちろん今後も継続利用可能です。
コントロールパネルには、アカウント・インスタンス管理機能が搭載されており、データ転送量は無制限です。
これらの標準機能に、スナップショットやDNSなどのオプションサービスを追加することも可能です。

https://web.arena.ne.jp/indigo/

まとめ

この記事では仮想サーバーの特徴や利点、デメリットについてお伝えしました。
日本国内でも仮想サーバーの導入に踏み切る企業や事業所が増えてはいますが、いざ導入するとなると、どのように選んだら良いか迷いが生じることもあります。

仮想サーバー選びでつまずくことがないように、上手な選び方にもついても解説しました。
初心者にも最適・リーズナブル料金でサービスの質が高い仮想サーバーを厳選して3社掲載しましたので、今後の参考にしていただければ幸いです。

仮想サーバーを社内に導入することによって、作業効率の向上を図り、通常の業務環境も良い意味での変化をもたらすことでしょう。
初期費用無料・トライアル期間のある仮想サーバーを提供する業者も多いので、使い心地を気軽に試してはいかがでしょうか。

 

株式会社ファーストネットジャパンでは、1998年の創業から培ってきた知見・経験を基に、良質かつユーザー第一のWEBサイトを制作して参りました。

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