Google Chromeが反応しない?キャッシュ、Cookieのクリアなど、ありがちなトラブルと解決策を徹底解説

Google Chromeのブラウザを使っている最中に、突然クラッシュしたり、反応しなくなったり、変なメッセージが出たり、そんな経験はありませんか?

そんな時、自分のパソコンの動作に原因があるのか、Google Chrome自体に問題があるのか原因がわからず、イライラすることもあります。

Google Chromeによくありがちトラブルはいろいろありますが、突然何かが起こっても慌てずに済むように、2つのトラブルと解決策について徹底解説します。

トラブル1 「パスワード情報の漏えい」表示

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Google Chromeでインターネットしていたら、「パスワード情報漏洩」の文字が突然出てきてびっくりすることがあります。

「もしかしたらこれって、ウィルスが自分のパソコンに侵入して、パスワードを盗み取ろうとしているのでは?」と疑心暗鬼になるものです。

結論から言えば、「パスワード情報 漏洩」のメッセージが出ても、ウィルス感染やマルウェアとは無関係です。
また、ネット上で詐欺被害に遭ったわけでもありません。
しかし、「パスワード情報 漏洩」の文字の前には「サイト・アプリでのデータ侵害により」という文章が表示されます。
しかも、いきなりポップアップ表示されるので、この状態で「あわてるな」と言われても、あわてない人の方が少ないことでしょう。
この状態を放置すると、不正アクセスをされるリスクが高くなるので要注意です。

パスワードの流出を警告する新機能

実はこのメッセージ表示は、自分がふだん使用するパスワードが何らかの原因で流出したことを警告する機能です。
ちなみに、「パスワード漏洩」の後には、「パスワードを確認することをおすすめします」という文章に続きます。

すでに2019年12月17日(アメリカのGoogle本社の現地時間)に、アップデートされたChrome 79から、この機能が追加されました。
早い話、Google Chromeに新たなセキュリティ機能が追加されたというわけです。
仕事にもプライベートにも重要なパスワードの管理を行う上で、利便性の高い機能です。

「パスワード情報の漏えい」の対処法

この機能が不要であれば、任意でオフに設定することももちろん可能です。
しかし、パスワードの安全性について把握するためにも、通常はオンの状態を維持しておくことをおすすめします。
パスワード情報漏洩メッセージが表示されたら、速やかに外部に漏れたと見られるパスワードを今一度確認しましょう。
すぐにパスワードを新しいものに変更して、忘れないように保管しておくことを忘れずに。
また、複数のサイトで同じパスワードを設定しないよう、使い回しは禁物と心得ておきましょう。

トラブル2 Google Chromeが応答しない

Google Chromeでインターネット中に、フリーズしてしまい、しばらくの間動かなくなり、「ページが応答しない」というメッセージが表示されることがあります。
Google Chromeが応答しない原因と対処法は下記の通りです。

パソコン本体のメモリ不足

Google Chromeでインターネットをしていて、タブ数が大幅に増えると処理しにくくなり、パソコンのメモリにも影響することがあります。そのため、フリーズが発生しやすくなります。
【対処法】
いったんGoogle Chromeの不要なタブを完全に閉じて、しばらく経ってからブラウザを立ち上げます。
Google Chrome以外にも他のソフトの動作が遅い場合、パソコンのメモリ不足の可能性大です。

Google Chrome自体の不具合

Google Chromeに拡張機能を追加した場合、動作不安定になるリスクが高いです。
【対処法】
不要な拡張機能をいったん無効にすることで、動作が安定することもあります。
Google Chromeの右上の小さな3つの点のメニューを選択し、検索 (F) の下の「その他のツール (L) 」を選びます。
その中から「拡張機能(E)」を選択すると、一覧表示されます。それぞれの機能ごとに右下に青いスライダー、これを左にずらすと「オフ」となり、グレーに変わります。
本当に必要なものまで「オフ」に設定する必要はありませんが、不要な拡張機能を「オフ」にしたら、Google Chromeの動作確認をしてみましょう。
これで、フリーズ問題が無事解消されたら、一件落着です。

Google ChromeのCookie・キャッシュデータ

Google Chromeのフリーズの原因がCookieやキャッシュデータである可能性も考えられます。その場合は、Cookieやキャッシュデータをいったん削除します。
【対処法】
Google Chromeの右上の縦に並んだ3つの点のアイコンを選択、「その他のツール (L) 」から「閲覧履歴を消去 (C) 」を選びます。
「全期間」を選び、表示された項目すべてチェックを入れ、「データ削除」を選択します。

パソコンのストレージ空き容量不足

とくにGoogle Chrome自体には原因がなく、パソコンのストレージ空き容量不足が原因である可能性も考えられます。
ストレージとは、一言で簡単に表現すればデータの保存場所です。データ保存は無限にできるわけではなく、容量は当然限られています。
ストレージ容量が満タンの状態に近くなると、Google Chromeだけではなく、パソコン全体の動作にも影響します。
最近、パソコンが全体的に動作が遅くて重い、立ち上げたアプリが固まり、強制終了することもある、そんな思いあたりはありませんか?
そこで、パソコンの内部ストレージを確認する必要が出てきます。
【対処法】
Windowsのパソコンでは、ローカルディスク(C)の空き容量についてチェックします。
空き容量の数字が10GBを下回る場合は、不要なデータを削除して、空き容量を増やします。
不要なデータのおもなチェック項目は、下記の通りです。
・写真・静止画像・動画など、使う予定のない不要なデータが溜まってはいませんか?
・今後使う予定のない不要なアプリはありませんか?
・デスクトップのごみ箱の中に不要なデータがいっぱいになってはいませんか?
使わないアプリがあればアンインストールの処理を行い、ごみ箱にデータが溜まっていたら、不要であることを確認の上、空っぽにします。
写真や動画などはついつい溜まってしまうので、しばらく使わないのであれば、ハードディスクなど外部記憶装置にデータを移管するなどの措置をとりましょう。
不要なデータが溜まってしまうと、全体的に処理がしにくくなります。ブラウザの閲覧に支障をきたすだけではなく、結局はパソコン本体にストレスを与えてしまいます。
不要なデータをできる限り削除したら再度、ローカルディスク(C)の空き容量を確認します。
ある程度、ディスクの空き容量が確保できたところで、Google Chromeをもう一度立ち上げてみましょう。
ブラウザの閲覧だけでなく、そのほかの動作もスムーズになっていれば大丈夫です。

まとめ

この記事では、ふだんわたしたちが日常的に使うブラウザ・Google Chromeでよくありがちなトラブル事例と対処法について解説しました。
仕事からプライベートまで今やGoogle Chromeを使わない人はいないほどユーザー数が多いです。
それゆえに、ちょっとしたトラブルが発生すると、イライラしたり慌てたりします。
ブラウザの不具合が生じた時は慌てず・焦らず・冷静に、この3つの精神で根気強く対処しましょう。
Google Chromeの動作がいつもと違うと感じたら、まずはその原因を追究すること。
原因を突き止めたらそれに見合う対処法を実践すれば正常な動作環境になり、快適なパソコンライフを楽しめることでしょう。

 

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