
CMSの選び方とは?WIX.com、MovableType、WordPress、EC-CUBE、Jimdoを比較。確認すべきポイントを解説します。
公開日:2020年9月9日/最終更新日:2021年3月1日「これから企業向けのサイトを作ろうと考えているけど、種類があり過ぎてどんなCMSを選べばいいのかわからない…」
とあなたは悩んでいませんか?
CMSは確かにたくさん種類があって、どれも同じに見えますよね。
でも、CMSにはそれぞれ特徴があって得意分野も違います。
というわけで今回は、CMS選びで迷っている方のためにCMSを選ぶ際の確認ポイントとおすすめのCMSを5つを紹介していきます。
本記事を読めば、ある程度どんなCMSを選べばいいのかがわかってくるはずです。
ぜひ最後までお読みくださいね。
目次
CMSとは?【確認】
CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システム(Content Management System)の略です。
一般的にWebサイトはプログラミング言語であるHTML(文章の構造を指定する言語)やCSS(サイトのデザインやレイアウトに必要な言語)を用いて構築します。
しかし、CMSは上記のような専門知識がなくても簡単にWebサイトを制作・運営できる画期的なシステムなのです。
世間的にも非常に有名なWordPressもCMSの1つで、シェア率はインターネット上にある全サイトの3分の1を占めています。(参考:kinsta『WordPressの市場シェア』より)
CMSに関する詳しい解説は以下の記事から閲覧することができますので、ぜひ参考にしてください。
CMSの選び方:確認すべき5つのポイントを紹介
CMSには様々な種類があり、最初はそれぞれの違いがよくわからないことでしょう。
しかしCMSにはそれぞれに特徴があり、サイトの目的によって使い分けないといけません。
というわけで、ここではCMSを選ぶ際に確認すべき5つのポイントを紹介していきます。
下記の5つのポイントを確認しておけば、おのずとどんなCMSを選べばいいのかがわかるでしょう。
サイトの目的を確認する
1つ目は「サイトの目的を確認すること」です。
まずはどんなサイトを作るのか、考えを整理することから始めましょう。
何が目的のサイトなのかを決めることで、
・「どのデバイスへの対応が必要なのか」
・「どのくらいの頻度でサイトを更新するのか」
・「誰が運用していくのか」
・「SNSとの連携はどうするのか」
などのサイト運営に必要な条件が絞れてくるはずです。
今はほとんどのCMSがカスタマイズ次第で様々な用途で使用できます。
とはいってもそれぞれのCMSにはある程度特徴や得意分野があるため、サイトの目的に対応するCMSを導入することが大切です。
サイト運営に必要な機能が盛り込まれているか確認する
2つ目は「サイト運営に必要な機能が盛り込まれているか確認すること」です。
サイトの目的に応じてどんなCMSを欲しているのかがわかったら、次は該当するCMSに自社のサイトに必要な機能が備わっているかを確認しましょう。
大まかに必要機能をわけると
・コンテンツ作成・編集機能(コンテンツの作成・管理のしやすさを左右する機能)
・ユーザー管理機能(コンテンツ作成に関わるメンバーの権限を管理する機能)
・マーケティング機能(アクセス解析・アンケート・メルマガ配信・ソーシャル連携など)
の3つになります。
2020年現在、大体のCMSはプラグインを使えば様々な機能を追加できますが、プラグインの多くは有料なのが現状です。
しかし、必要な機能が標準搭載されているCMSを事前に選べば、無駄なコストを最小限に抑えることができます。
ユーザーごとに権利を分けられるか確認する
3つ目は「ユーザーごとに権利を分けられるか確認すること」です。
複数のサイトを運用したり、メンバー同士で1つのサイトを同時編集をしたりしていくのなら、ユーザーごとにしっかり権限を分けられるCMSであることが大切になります。
ユーザー管理がしっかりできなかった場合、最悪編集したデータが消えてしまうという事態にもなりかねません。
脆弱性への対応方法を確かめる
4つ目は「脆弱性への対応方法を確かめること」です。
脆弱性への対応がこまめに行われているかも見落とせないポイントです。
有償のCMSであればしっかり対応されていることがほとんどですが、一番の問題は脆弱性への対応を行うときに自分でCMSの更新を行う必要があるかということです。
CMSには大きくわけて2つのパターンがあります。
1つは自らWebサーバーへインストールする必要があるCMS、もう1つはクラウド上で利用できるCMSです。
サーバーへインストールする場合は、更新の度に対応する必要があり、そのためにはある程度の専門知識が求められることもあります。
もし更新の手間をかけることが難しい、もしくは専門知識を持っている技術者がいない場合は、有償でも管理を一括でおこなってくれるクラウドのCMSを活用する方が安心できるでしょう。
Webサイトの規模はどれくらいかを確認する
5つ目は「Webサイトの規模はどれくらいかを確認すること」です。
ページ数が数万ページほどの大規模サイトだと、一部のCMSでは上手く対応できない場合があります。
特に無料のオープンソース型のCMSは企業での商用利用を想定して設計されていないので、大規模なサイトには向いていないのです。
もし大規模な企業サイトを制作したい場合は、値段は張りますが有償のパッケージ型CMSを購入することをおすすめします。
【目的別】おすすめのCMS5選!
次からは、目的別のおすすめCMSを5つ紹介していきます。
今回紹介する5つのおすすめCMSは以下の通りです。
1.簡単操作でサイト構築するなら「WIX.com」
「WIX.com」は手軽に操作できるCMSの1つで、ドラッグ&ドロップ操作で簡単にホームページを作ることができます。
基本的には有料のCMSですが、無料のプランもあるのでお試しで使ってみたい方は、まず無料のプランを利用してみるといいでしょう。
また、カスタマーサポートはアメリカで行われており、日本語での電話サポートはありません。
①基本的に有料だが、無料プランもあるのでお試しで試用できる
②ドラッグ&ドロップ操作で誰でも簡単にホームページ作成ができる
③世界190ヵ国、1億5,000万人に利用されている
・個人ブログ
・個人事業主のサイト
・美容院や飲食店のホームページなど
Web制作は得意ではないけど、自分でサイトを作ってみたい方
・サポートチームにメールで連絡可能
・日本語での電話サポートはなし
WIX.comの公式サイトはこちらから
Wix.comにはYouTubeに公式動画があるので、Wix.comのイメージが気になる方はチェックしてみてくださいね。
2.管理機能が充実している「Movable Type」
「Movable Type」は、2019年度の商用パッケージ型CMSにおいて、国内導入シェアで第一位にもなっているCMSです。(参考:『DataSign Report 上場企業 CMS調査 2019年6月版』より)
パッケージ型のCMSにしては低価格で高セキュリティ、そして多機能という面から、日本でも多くの企業・組織に利用されている実績があります。
Movable Typeは、「文字入力」と「写真の貼り付け」だけで簡単に記事作成・更新ができるCMSですが、デザインやメニューの内容を変更するには専門知識が必要です。
パッケージ型のCMSの中では低価格な方ですが、初期費用は他のCMSに比べると高額なので、導入前には十分に検討する必要があります。
①「差し替え予約機能」や「フォーム作成機能」など、独自の機能が豊富
②アクセス負荷に強く、表示速度が速い
・初期費用9万円(税抜き)
・年間メンテナンス費3万円(初年度無料)
・企業サイト
・ECサイト
・ポータルサイトなど
・充実した機能を持つCMSを使いたい方
・初期費用にある程度余裕のある方
・国産のCMSを使いたい方
・メンテナンス費用を払うと、提供元が最新バージョンに更新してくれる
・メンテナンス費用を払うと、メールでのサポートを受けられる(電話は不可)
ソフトウェア版クラウド版共に有り
Movable Typeの公式サイトはこちらから
Movable TypeもYouTubeに公式動画があるので、少しでも内容が気になる方は見ておいた方がイメージしやすいでしょう。
3.シェア率は世界一!「WordPress」
「WordPress」は世界で最も人気のあるオープンソース型CMSで、シェア率は世界1位です。
CMSの中ではカスタマイズの自由度が高く、イメージ通りにサイトを作ることができます。
しかし、セキュリティ対策やメンテナンスに関しては専門の知識が必要な場合もあります。
①プラグインやデザインのテーマが豊富にあり、様々な機能を追加できる
②サイトを制作するうえで、参考になる情報がネット上に溢れている
③世界で最も人気のあるCMS
無料(テンプレートは有料も有り)
・ブログサイト
・企業サイト
・ある程度Web制作の知識がある方
・初期費用を抑えつつ、広告の入らないサイトを作りたい方
・サイトを思い通りにカスタマイズしたい方
WordPressの公式サイトはこちらから
ECサイトを構築するなら「EC-CUBE」
「EC-CUBE」は、ECサイト制作に特化したCMSです。
オープンソース型の無料で使えるCMSにも関わらずECサイト制作に必要な機能が大方揃っているので、国内での利用者が非常に多いのが特徴です。
シェア率としては2020年9月現在、日本のECサイトでは第3位で国産のソフトウェアの中では第1位となっています。
また、上記の通り日本企業が制作しているCMSなので、信頼度が高いのも嬉しいですね。
EC-CUBEの内容については以下の記事で詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。
①個人での利用ならコスト不要で利用できる
②ECサイト構築に必要な機能が大方揃っているので、シンプルなショップであれば追加費用がほとんど発生しない
・基本無料(クラウド版は月額7,800~37,800円)
・商用ライセンス(ソースコードを開示したくない方用)を購入する場合は26万4000円(税込)
・ECサイト
・CMSを使って本格的なECサイトを開設したい方
・国産のCMSの中で最も普及しているCMSを使いたい方
なし(コミュニティは有り)
オープンソース版クラウド版共に有り
EC-CUBEの公式サイトはこちらから
簡単かつデザインの自由度が高い「Jimdo」
「Jimdo」はドイツ生まれのCMSで、マウスのドラッグ&ドロップ操作で簡単にホームページが作ることが可能です。
初心者向けでありながらもデザインの自由度が比較的高いので、デザイナーや個人事業主に人気があります。
また、専用のアプリも提供されているため、場所を問わずにスマホやタブレットからも編集・更新できるのも魅力です。
無料版も用意されているので、とりあえずお試しで触ってみたいという方にもおすすめですよ。
①運用に役立つアドバイス機能がついている
②専用のスマホアプリでいつでもどこでも編集・更新が可能
③有料版だとオンラインショップが作れる
④専門知識がなくてもレイアウトが作成できる
・無料版有り
・有料版は月額965円から
・趣味ブログ
・個人事業主のサイト
・美容院・飲食店のサイトなど
・Web制作の知識がなくても、自力でサイトを作ってみたい方
・まずは無料でサイトを作成してみたい方
・不明点があれば問い合わせフォームから質問が可能
・有料版には問い合わせフォームの優先窓口を用意
・電話問い合わせは不可
Jimdoの公式サイトはこちらから
CMSはサイトの目的に応じて決めるが吉
本記事では、CMSの選ぶ際に確認すべきポイントを解説してきました。
また、目的別のおすすめCMSも5つ紹介しましたので、ぜひCMS選びの参考にしてくださいね。
では、本記事のまとめです。
①サイトの目的を確認する
②サイト運営に必要な機能が盛り込まれているか確認する
③ユーザーごとに権利を分けられるか確認する
④脆弱性への対応方法を確かめる
⑤Webサイトの規模はどれくらいかを確認する
①WIX.com(操作性抜群)
②Movable Type(管理機能が充実している)
③WordPress(シェア率1位)
④EC-CUBE(ECサイト構築におすすめ)
⑤Jimdo(簡単かつ自由度の高いデザイン)
CMSはカスタマイズさえすれば様々なサイトに対応できますが、カスタマイズは必ずしも無料でできるわけではありませんし、カスタマイズ自体に手間もかかります。
ですからCMSを選ぶ際は、CMSを選択してから慌てなくてもいいように、サイトの目的に合わせて必要な機能を洗い出しておくといいでしょう。
必要な機能を洗い出した後は、今回紹介した5つのCMSの機能や特徴を比較して、自分に合ったCMSを選んでくださいね。
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